King & Prince平野紫耀「わずらうほどの恋、してみたい!」恋愛観と俳優業の楽しさを告白
累計発行部数800万部を突破する同名漫画を映画化した『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』(公開中)で、主人公の白銀御行役に抜てきとなったKing & Princeの平野紫耀。クールに見えながらも、恋には不器用な御行を生き生きと体現している。これまでにもクールな役が続いているが、「Sっ気があったり、クールな役が多くて。僕って、そんなにクールに見えるんですかね?」とニッコリ。平野自身は「女の子には、好きとストレートに伝えたい」と“直球男子”を目指しているという。22歳の恋愛観、俳優業に見いだしている楽しさを語ってもらった。
エリートたちが集う学園を舞台に、互いに惹かれ合いながらも、「告白したら負け」という呪縛にとらわれた生徒会会長の白銀御行(平野)と生徒会副会長の四宮かぐや(橋本環奈)が、相手に告白させることを目的に恋愛頭脳戦を繰り広げる姿を描く本作。平野は「天才だけれど、恋愛に関しては初心者。そこが御行のかわいらしいところだと思ったので、そのかわいさを残しながら演じたいなと思っていました」と役作りについて述懐する。
「僕って、そんなにクールに見えるんですかね?」
ドラマ「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」、『honey』(18)、『ういらぶ。』(18)で演じた恋模様も話題を呼んだ平野。「クールだけれど、恋愛のことになるとお茶目という役柄が続いていて。本作の台本をいただいた時から、どうしようかなといろいろと考えていました。衣装を着て、髪型を金髪にすることでスイッチが入ったと思います」とこれまでの役柄との差別化も意識しつつ、「『かぐや様は告らせたい』のアニメも何度も観て勉強しました」と御行について研究を重ねたという。端正な顔立ちゆえ、そういった役柄が似合ってしまうのだが、本人は「これまではクールな上にドSな役もあったりして。僕って、そんなにクールに見えるんですかね?僕を見て選んでくださっていると思うと、嫌なヤツに見えているのかなという不安はあります」と苦笑い。「でもそういう役も楽しんで演じています」と話す。
主役を任されることも増えており、現場を重ねるごとに役者業への興味も深めているという。「役柄について考えている時間も楽しいですし、撮影に入ってから、“相手はこう来るんだ、じゃあ僕もこうしよう”と変えてみるのも楽しいです」と生の掛け合いが醍醐味だといい、「今回のようにコメディだと、監督さんが笑ってくれるとすごくうれしいです」と充実の笑顔。
“座長”という響きには照れ臭いものもあるようで、「本作で僕は座長ということになりますが、僕はあまり真ん中に立つことができないタイプなので…。座長らしいことといえば、差し入れをすることくらいでしょうか(笑)。それよりも、みんなで一つのことに向かって、一緒に楽しめたらいいなという感覚でいます。なるべく早く、みんなと仲よくなれるように心がけています」とチームワークを第一に考えている。