三谷幸喜のテレビジャックも話題の『記憶にございません!』が首位で大ヒットスタート!
3連休の初日と中日となった9月14・15日の週末動員ランキング。三谷幸喜4年ぶりの監督作となった『記憶にございません!』が、初登場で1位を獲得した。
前代未聞の番宣効果で『記憶にございません!』が初登場1位スタート!
初登場1位に輝いた『記憶にございません!』は、土日2日間で動員35万7000人、興収4億5800万円。初日から16日までの4日間の累計では、動員64万6000人、興収は8億1900万円をあげる大ヒットスタート。前作『ギャラクシー街道』(15)の最終興行を早くも今週中に抜こうかという好調ぶりだ。
本作で話題になったのが、公開初日の三谷のテレビジャック。朝4時55分から深夜の0時55分までのフジテレビ系の17番組すべてに出演するという前代未聞の宣伝活動を行い、認知度を高めたことも好成績の一因となったよう。さらに14日の三谷再編集の令和版『ステキな金縛り』(11)に引き続き、今週末の21日には『清洲会議』(13)も放送されるので、次週の成績にどうつながってくるのか期待だ。
俳優たちの熱演に賞賛!『人間失格』が好発進
その他の初登場作品は、太宰治が名作を生みだすまでを描いた『人間失格 太宰治と3人の女たち』が4位にランクイン。土日2日間で動員12万3000人、興収1億6900万円、初日から4日間の累計では動員24万1000人、興収3億2600万円をあげている。
太宰を演じた小栗旬を筆頭に、宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみ、成田凌など豪華なキャストが出演し、濡れ場ありの体当たりな姿を披露している本作。ネット上では小栗の演じた太宰について「色気がやばい」「クズっぷりがすばらしい」といった声や、二階堂の演技に対し「狂気的すぎて怖い」「鳥肌ものだった」など、彼らの振り切った芝居に対する肯定的な意見が多く寄せられていた。
また7位には、こちらも初登場で、『僕のワンダフル・ジャーニー』がランクイン。前作『僕のワンダフル・ライフ』(17)は、9月27日(金)に「金曜ロードSHOW!」にて放送が控えており、今後の興行にも期待がかかる。
そのほかの作品は、先週1位でスタートの『かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』は、土日2日間で動員20万2000人、興収2億4200万円で2位にランクイン。累計では動員89万人、興収11億円を突破。『天気の子』は、公開9周目ながら土日2日間で動員16万2000人、興収2億1200万円をあげ3位に。累計では動員955万人、興収は127億円を突破している。
文/トライワークス
1位 記憶にございません!
2位 かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~
3位 天気の子
4位 人間失格 太宰治と3人の女たち
5位 ライオン・キング
6位 劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~
7位 僕のワンダフル・ジャーニー
8位 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -
9位 劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』
10位 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
※興行通信社調べ