稲垣吾郎が今年も東京国際映画祭を盛り上げる!コンペ部門出品の日本映画が発表
東京・六本木ヒルズをメイン会場に、10月28日(月)から11月5日(火)まで開催される第32回東京国際映画祭。このたび、映画祭の顔となるコンペティション部門に足立紳監督の最新作『喜劇 愛妻物語』と、手塚眞監督の最新作『ばるぼら』が出品されることが決定した。
『喜劇 愛妻物語』は、国内映画賞を席巻した『百円の恋』(14)で知られる足立監督の自伝的小説を原作に、うだつのあがらない脚本家の夫と、その夫を罵倒し続けながら家計を支える妻の姿を描く“人情派夫婦活劇”。足立監督自身をモチーフにした脚本家の豪太役を濱田岳が演じ、妻のチカ役を水川あさみがコミカルに演じている。
そして『ばるぼら』は、映像化不可能と言われた手塚治虫の問題作を、息子である手塚監督が映画化した話題作。人気小説家の美倉洋介役を演じるのは、昨年の東京国際映画祭で観客賞を受賞した『半世界』(18)で主演を務めた稲垣吾郎。そして美倉の前に現れる少女“ばるぼら”を『人間失格 太宰治と三人の女たち』(公開中)の二階堂ふみが演じる。
今年も世界115の国と地域、応募作品1804本の中から厳正な審査を経て選ばれた作品が上映されるコンペティション部門で、この日本映画2作品はどのような評価を集めるのか。ほかにはどんな作品が顔をそろえるのか。後日発表されるラインナップに期待は膨らむばかりだ。
また今年はオープニング作品として山田洋次監督の『男はつらいよ お帰り、寅さん』(12月27日公開)、映画祭の中盤を飾るGALAスクリーニングには周防正行監督が映画黎明期を描きだす『カツベン!』(12月13日公開)、そしてクロージングには巨匠マーティン・スコセッシ監督が初めてNetflixとタッグを組んだ『アイリッシュマン』(11月27日よりNetflixにて独占配信)が上映されることも決定している。東京の秋を彩るアジア最大級の映画の祭典から、今年も目が離せなくなりそうだ!