佐藤隆太は真面目すぎる!品川ヒロシ監督「芸人は不真面目なぐらいがちょうど良い」
お笑いで頂点を目指す男たちのドラマを描いた『漫才ギャング』(3月9日公開)のジャパンプレミアが2月21日、ZEEP TOKYOで行われ、出演者の佐藤隆太、上地雄輔、石原さとみ、綾部祐二(ピース)、秋山竜次(ロバート)、西代洋(ミサイルマン)、品川ヒロシ監督が登壇した。
今回のイベントでは多数決システムを使ったトークを展開。佐藤が芸人に向いているかを多数決で決める際には、佐藤の相方役・綾部が「向いていると思う。漫才に関する熱が漫才師と同じぐらいある。日常でも面倒くさいぐらいボケてくる」と芸人としての素質を絶賛した。一方、品川監督と西代は「向いていない。(佐藤は)真面目なんですよ」と佐藤の魅力を紹介。さらに品川監督は「顔合わせし終わった後に、本読みも何もしていない状態で『帰りにネタ合わせして帰ります!』って言って、マネージャーと公園でネタ合わせして帰って、綾部とは神社でネタ合わせして帰ったって。芸人は不真面目なぐらいがちょうど良い。取り組みが真面目すぎる」とコメント。思わぬ駄目出しが飛び出し、それを受けた佐藤は「監督に芸人役やらせてもらって『向いてない』って」と肩を落とす一幕も。
劇中でドレット姿を披露している上地は「大変だった。3人がかりで8時間かかる」と裏話を披露すると会場からは驚きの声が上がり、「くさいし、重いし、肩こる」と、当時の苦労を明かした。不良を演じた上地は実際不良か?という質問に、上地と今回初めて一緒に仕事をしたという西代は「不良というか、やんちゃ。(撮影では)絡むのが多かったんですけど、鼻クソつけてきたり」と暴露すると、品川監督は「俺、一応監督なのに、台本に鼻クソつけられた。すぐ脅かすし」とクレームを出した。石原は芸人の恋人向きか?という質問では、綾部が「さとみちゃんはすごく芸人のように夢を追いかけているようなひたむきなことに理解がある人なんじゃないかなと思う」と想像を膨らませた。そんな綾部に対し品川監督は、「お前がさとみちゃんと付き合い出したら、お前のこと可愛がれない! 憎しみしか生まれない」と断言した。
太っているがために、過去に様々な仕事をもらったという西代は「太っている仕事の中で一番良い仕事でした!」と、出演の喜びを語り、今作で漫才初挑戦となった佐藤は「緊張した。プロの芸人の皆さんが多く出演されているので、その中で自分は芸人役を演じるというのはプレッシャーでした」と、本音を漏らした。不良の芸人、飛夫(佐藤)の彼女役の石原は、「等身大の彼女としての役柄を演じるのが初めてで、新鮮でした。初々しいシーンやキスシーンとか、ドキドキしましたね」と振り返り、頬を赤らめた。初監督にして大ヒットを記録した『ドロップ』(09)に続き、待望の監督作品第二弾となった品川監督は「僕らができることって公開されるまでしかできないので、ここからは口コミとかが必要となってくる。面白かったら、いろんなところで言ってもらえたら」と、ヒットを願った。【Movie Walker】