ロック様入魂!『ファイティング・ファミリー』の物語を、くりぃむしちゅーの有田哲平が解説
世界規模のプロレス団体のWWE(ワールド・レスリング・エンターテイメント)が2014年に開催した試合で、スーパースターの座を掴み取った女性ファイターであるペイジこと本名サラヤ・ジェイド・ベヴィス。その実話を基に生みだされた『ファイティング・ファミリー』が11月29日(金)から公開されることが決定し、このたび予告映像とポスター、場面写真が到着した。
イギリス北部ノーウィッチでレスリング・ジムを営むナイト一家はレスリングの固い絆で結ばれている。幼少期からリングに立っていた18才のサラヤは特にレスリングを愛しており、日々ジムに通う子どもたちにレスリングを教え、いつかはWWEの試合に出て一家を盛り上げたいと思っていた。しかし、兄のザックはプロレス命ではあるが愛する彼女と結婚をし、普通の家庭を持ちたいとも考えていた。そんな兄妹は、トレーナーのハッチに誘われWWEのトライアウトに参加する。そこで2人が尊敬してやまない、ザ・ロックことドウェイン・ジョンソンとの対面を果たす。大喜びでトレーニングに勤しむ兄妹だったがサラヤだけが次のステージに進み、フロリダに行くことが決まる。兄とふたりで渡米したいと言い張るサラヤだったが、ザックが「家族みんなのために、お前1人でも行ってくれ」と説き伏せ渋々承諾する。サラヤはリング名を「ペイジ」に決め、大好きな家族と別れてアメリカに渡るのだが…。
原作は“ペイジ”というリングネームで戦うサラヤ・ベヴィスとプロレスに取り憑かれた破天荒な一家を描いたドキュメンタリーで、本作の製作を担い、本人役としても登場するドウェイン・ジョンソンがイギリスでこのドキュメンタリーと出会い映画化を決意したとのこと。
『スラムドッグ$ミリオネア』(08)や『女王陛下のお気に入り』(18)など良質な作品を作り上げるイギリスの製作会社「Film4 Productions」とタッグを組み、監督と脚本に『LOGAN/ローガン』(17)や『蜘蛛の巣を払う女』(18)に出演したスティーヴン・マーチャントを起用。さらに、ペイジ役に『Lady Macbeth』(日本未公開)で第20回英国インディペンデント映画賞主演女優賞をはじめ多数の賞を受賞したフローレンス・ピュー、ペイジの兄であるザック役に『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』(18)のジャック・ロウデンが、兄妹の父であるパトリック役に『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(13)のニック・フロストが扮し、トレーナーのハッチ役は『ハクソー・リッジ』(16)のヴィンス・ヴォーンが務めるなど、実力派俳優が集結し本作が誕生した。
到着した予告映像では、大のプロレス好きで自身の名前がついたネット配信バラエティ「有田と週刊プロレスと」を持つくりぃむしちゅーの有田哲平が熱いナレーションで本作の物語を解説したものとなっている。プロレス愛に溢れたサラヤに突然WWEから「トライアウトに来い」と電話が掛かり、サラヤ一家は大盛り上がり。しかし、状況は一変し、初めてアメリカの地を踏み不安そうな表情を見せたり、家族と離れ寂しさを表したりと、これからサラヤがどのような運命を辿るのか、気にせずにはいられない。そして、本人役で登場するドウェインがWWEのリング上で口にした名文句「If you smell」をシャウトするなど、プロレスファン垂涎の映像となっている。
あわせて到着した現場写真は、プロレス命のサラヤ一家の嬉しそうな表情を捉えたものや、リングへ向かうペイジの力強い眼差、そして家族が見せる強い絆を収めたものとなっている。
また、昨日9月20日から本作のムビチケカードも発売。サラヤ一家とドウェインがあしらわれ、これからプロレスの大舞台へと挑戦する希望に満ちた表情をサラヤが見せている。ドウェインファン、プロレスファン、そして公開を心待ちにしている方はぜひゲットしてほしい。
一流キャスト陣とスタッフが描いた心温まる物語がついに日本上陸。ペイジがスーパースターへと駆け上がる姿をぜひ目に焼き付けてほしい!
文/編集部