川村壱馬&吉野北人『HiGH&LOW THE WORST』の撮影で「あんなにはしゃぐ姿を見るのは珍しい」
「みんなヤンキー座りで円になって、なぞなぞをやりだすんです」(川村)
――本作にはお2人以外にも同世代の俳優が大勢出演されています。現場で思い出に残っているエピソードがあれば教えてください。
川村「鬼邪高校全日制のメンバーは空き時間になると、みんなヤンキー座りで円になって、なぞなぞをやりだすんです(笑)。主に泰志役の佐藤流司さんや轟役の前田公輝さんがなぞなぞを出して、それをみんなが超真剣に答えます」
吉野「2人ともすごい数のレパートリーを持っているんだよね。特になぞなぞに強いのは公輝さんと壱馬。あ、あとジャム男(福山康平)も?」
川村「ジャム男は微妙じゃない(笑)?」
――鬼邪高校メンバー以外の出演者との交流は?
川村「僕はしょっちゅう鳳仙学園の楽屋に行ってそこで延々と喋っていました。それで何度『壱馬は鬼邪高校だろ!』と言われたことか!」
吉野「そういえばそうだったね(笑)」
「大好きな読書で培った想像力を今後の俳優業に活かしたい」(川村)
――お2人は今年『PRINCE OF LEGEND』(19)にも出演し、俳優としても注目を集めています。今後、映画などに出演する際に挑戦してみたいジャンルや役柄があれば教えてください。
吉野「今年出演したのがコメディやアクション系だったので、次は観る人の心を動かすような感動系の作品に出てみたいです。普段は洋画を観ることが多くて、最近は『プラダを着た悪魔』がおもしろかったし、海外ドラマの『ストレンジャー・シングス』にもハマっています」
川村「僕は本を読むのが好きで、小説は50冊、漫画は800~900冊ほど所有しています。なので、その読書経験で培った想像力を俳優業に活かせたらいいなと思っていて。例えばキャラクターのバックボーンを膨らませてそれを自分のなかに落とし込むなど、本格的な役作りを経験できる作品に挑みたいです。あと、僕は痩せるのが得意なので(笑)、ミステリアスだったり、心に闇を抱えているような役にも興味がありますね。そういう役をもらえるようにアーティスト活動と並行しながら、俳優としての力ももっと高めていきたいです」
取材・文/近藤加奈子