ジョニー・デップ来日「ヴェネチアで豪邸なんて買ってない。日本に良い物件はない?」

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ジョニー・デップ来日「ヴェネチアで豪邸なんて買ってない。日本に良い物件はない?」

ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーという二大スター共演のミステリーサスペンス『ツーリスト』(3月5日公開)の来日記者会見が、3月3日に六本木アカデミーヒルズで開催。ジョニー・デップとフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督が来日し、現場での撮影秘話やアンジーとの共演話などを語った。

本作の舞台はイタリア・ヴェネチア。行方不明の国際指名手配犯アレクサンダー・ピアースの恋人エリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)は、警察の目をくらませるため、たまたま出会ったアメリカ人観光客のフランク(ジョニー・デップ)と行動を共にする。監督は『善き人のためのソナタ』(07)が高い評価を受けたドイツ人監督のドナースマルク監督だ。ジョニーの来日は『アリス・イン・ワンダーランド』(10)以来、1年ぶり、8度目となる。

今回、珍しく普通の男の役を演じたジョニー。出演したきっかけについてこう語った。「元々、監督やアンジーのファンだったから、今回喜んでやらせてもらった。また、真面目で人間味がある、普通の人間を演じる良い機会だと思ったんだ」。共演のアンジーについては「地に足がついた頭の良いファニーな人だった。そして、ショックを受けるくらい素晴らしいお母さんで、ブラッドも素晴らしい人だったよ」と語った。ドナースマルク監督は、ジョニーをこう絶賛する。「常にジョニーが即興の演技をすることはわかっていたけど、ここまでいろんなことを試すとは思わなかったよ。一番驚いたのは、彼は極端な演技もできるが、とても微妙なキャラクターも演じられるという点だった」。

また、ロケをしたヴェネチアにほれ込み、約11億500万円の豪邸を購入したと言われているジョニー。この件については「僕が家を買った噂が立っているが、他の人が買って僕のふりをしているだけかもね。日本も良い国だよ。僕が住むような良い物件ある? 是非探してよ(笑)」と、おちゃめにコメント。さらに、アンジーとのラブシーンがある本作を家族が見たのか?という質問については、「僕はこの映画を撮ってないと彼らに言ってあるから。アンジェリーナについて? 何だっけ? 忘れたよ(笑)。だからラブシーンについても僕は潔白だ」と、余裕で交わすジョニーが何と格好良いことか!

その後、花束贈呈のゲストとして登場したのは、アンジーと同じく日本でも格好良い女優No.1と言われたことがある真矢みき。本作のジョニーについて「普通の男性を演じていて、素晴らしかったです。もしかして双子でした?」と、ギャグを飛ばす真矢に、ジョニーは「才能ある方にほめられると嬉しいよ」と笑顔で語った。終始、ウィットに富んだ受け答えにマスコミ陣からも笑顔がこぼれる。監督も「今ここで、『ツーリスト』の続編があれば、日本で撮ります。約束します」と言ってくれるあたりが本当にニクイ!

スリリングなストーリー展開はもちろん、ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーというスターオーラ全開のふたりのラブシーンには思わず酔いしれそうだ。また、ヴェネチアの風景も美しいので、旅行に行く気分で楽しんでもらいたい。【MovieWalker/ 山崎伸子】

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