巨匠アン・リー監督が徹底的にこだわった美景観とは?『ジェミニマン』特別映像が解禁
ウィル・スミスが主演を務め、巨匠アン・リー監督とタッグを組んだ近未来アクションエンターテイメント超大作『ジェミニマン』が10月25日(金)よりいよいよ公開される。このたび、アン・リー監督が徹底的にこだわったロケ地の魅力に迫る特別映像が解禁された。
ウィル・スミス演じる史上最強のスナイパーのヘンリーが、政府に依頼されたミッションの遂行中に“若い自分自身”のクローンに襲われ、巨大な陰謀に巻き込まれていく本作。「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズや『アルマゲドン』(98)など数多くのメガヒット作を世に送りだしてきたジェリー・ブラッカイマーが製作を務め、最新デジタル技術を駆使した20代のウィル・スミスの姿も話題を呼んでいる。
そしてこのたび解禁された特別映像では、本作のロケ地となったハンガリーの首都・ブダペスト、アメリカ南部の湾岸都市・ジョージア州サバンナ、カリブ海を代表する世界遺産コロンビア・カルタヘナでの撮影の様子が捉えられている。「ロケなのでリアルな臨場感があり、観客を映画の世界へ引き込める」と語る通り、背景をとても重視するアン・リー監督の徹底的なこだわりによってヨーロッパ、北米、南米と世界中を股にかけ撮影を行った本作の見どころがたっぷりと映し出される。
欧州屈指の美しい古都として知られるハンガリー・ブダペストでは、行楽地であるセーチェニ温泉や童話の世界から飛び出したようなヴァイダフニャディ城でも、激しいアクションシーンの撮影を敢行。また、アメリカ南部のジョージア州サバンナでは、メアリー・エリザベス・ウィンステッドが「町の美しさと文化をありのまま映像に収められたわ」と明かすように、広大な自然と伝統の息づく町並みが映し出される。
さらに、ウィルが「見た目も雰囲気もパワフル」と力を込めるコロンビア・カルタヘナは、カリブの海賊たちの襲撃やスペイン人支配に抵抗し“英雄都市”と称される歴史を持ち、その過程で要塞化した港から街の建造物群まで全体が世界遺産に登録されている、南米でも屈指の歴史的観光都市。「400年前の壁の上でバイクを走らせた。これぞエンターテインメントだ!」とアン・リー監督も興奮気味にコメントしている通り、歴史を刻んできた強固な壁は大迫力のアクションにもビクともせず、ここで撮影されたウィルvsウィルのバイクチェイスシーンは必見!
「見た目といい空気感といい、未体験の映像になっていると思う」とウィルも語る通り、画面の隅々までクオリティに妥協を許さず世界中でロケを敢行したアン・リー監督。さらには毎秒120フレーム撮影で4K×3Dという最先端の撮影技術も導入し、世界を代表する美景観が新次元の映像体験を引き立たせ、さらにスクリーンに釘づけになること間違いなしだ!
文/富塚 沙羅