佐藤健に宮野真守、小林直己らTIFFレッドカーペット、メンズファッションをチェック!
第32回東京国際映画祭が10月28日、東京・六本木ヒルズで開幕。レッドカーペットでは男性陣もそれぞれが個性を発揮、クールな装いを披露した。特別招待作品の白石和彌監督最新作『ひとよ』(11月8日公開)に主演する佐藤健は「兄妹を演じました」と、鈴木亮平、松岡茉優と共に晴れやかな笑顔を見せていた。
『ひとよ』は、母親の起こした事件によって人生を狂わせられてしまった三兄妹の葛藤と戸惑いを描く物語。佐藤、鈴木、松岡が兄妹を演じる。ドラマ「天皇の料理番」でも兄弟を演じた佐藤と鈴木だが、この日はそろって、黒のタキシードに黒のシャツを合わせたブラックコーデで登場。佐藤は東京国際映画祭の参加に「光栄です。これもひとえに白石監督のおかげ」と感謝していた。
特別招待作品『HUMAN LOST 人間失格』(11月29日公開)に出演する声優の宮野真守は、光沢のあるブラウンのジャケットに真っ赤なネクタイ&シャツを合わせてレッドカーペットを闊歩。赤を基調としたドレスをセレクトした花澤香菜と共に、「皆さんの心に刺さること間違いなし!」と完成作に胸を張っていた。
特別上映される『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』からは、企画・プロデュースの別所哲也をはじめ、小林直己(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、今市隆二(三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が顔をそろえた。本作で俳優デビューを果たした今市は、真っ赤なスーツに黒のシャツを合わせたメリハリの効いたコーデを披露。
小林は、アリシア・ヴィキャンデルと共演したNetflixオリジナル映画『アースクエイクバード』でもレッドカーペットを歩いたが、『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』ではグレーのスーツ、『アースクエイクバード』では真紅のベルベット調のジャケット姿と衣装をチェンジ。アリシアと並び、堂々とフォトコールに応じていた。
個性派オーラを発揮していたのが、エリック・クー監督製作総指揮のオムニバスホラーの1本『フォークロア TATAMI』で、初めてホラー映画のメガホンをとった斎藤工と主演を務めた北村一輝。斎藤は畳のオブジェ、北村はわら人形と、おどろおどろしいアイテムを手にニッコリ。東京国際映画祭の常連でもある斎藤は「監督作と一緒に戻って来られてうれしい」と喜びを口にしていた。
羽織袴姿で日本文化をアピールしたのが、松本幸四郎。『シネマ歌舞伎 女殺油地獄』を引っさげて東京国際映画祭に参戦し、「歌舞伎が映画になりました。歴史の一歩をご覧いただきたい」とニッコリ。「サスペンスの強いドラマをお楽しみいただきたい」と力強く語っていた。
取材・文/成田 おり枝