最新作公開記念!『ターミネーター2』の登場キャラを振り返る<写真21点>
アーノルド・シュワルツェネッガーを一躍ハリウッドスターに押し上げた代表的シリーズの最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』が現在公開中。本作はシリーズの中でも最高傑作と評される1991年公開の『ターミネーター2』(以下『T2』)の正統な続編となっており、より今作を楽しむためにここで改めて『T2』を振り返っていきたい。
まずは1作目『ターミネーター』(84)をおさらい。人工知能“スカイネット”が率いる機械軍と人類が戦いを繰り広げる近未来、人類の指導者であるジョン・コナーに手を焼く機械軍は、彼が生まれる前の時代に殺人ロボット・ターミネーターのT-800を送り込み、ジョンの母親サラを殺そうと試みる。一方のサラは、未来から送られてきた人類軍の兵士カイルと共に襲撃に立ち向かう…。
そして『T2』は、前作から10年後の世界を舞台に、サラの息子ジョンが最新式のターミネーターT-1000に命を狙われるという物語。そこで彼を救うのが、未来のジョンにより過去の自分を守るよう再プログラムされたT-800。ジョン、サラ、そしてT-800はT-1000と戦いながら、機械と人類との核戦争により30億人の人命が失われることとなる、1997年8月29日“審判の日”を回避しようと奮闘していく。
『T2』で印象的なのが、サラの筋肉ムキムキな貫禄ありまくりの姿。1作目ではウェイトレスとして働く非力な女性だったが、人類の危機を救うために10年間トレーニングを積み、見た目はもちろん銃器の扱いもバッチリの戦士に。実はこれ「役の印象を変えたい」というリンダからのアイデアだったそうで、それに伴いハードなトレーニングで肉体改造を行なったのだという。
28年ぶりのシリーズカムバックとなった『〜ニュー・フェイト』でも、引き締まったボディやアクションを披露している彼女。ティアドロップのサングラスを掛け、ロケットランチャーをぶっ放すなど、御年63歳とは思えないかっこよすぎる姿に注目だ。
また『T2』で人気を集めたのが、エドワード・ファーロングが演じたジョン。美しくクールなルックスと、どこかアンニュイさと無邪さものぞかせる雰囲気は大きな存在感を放っていた。その後は子役の宿命かプライベートでいろいろな問題を抱えたファーロングだが、『〜ニュー・フェイト』には無事カムバックを果たしている!
そして忘れてはいけないのが、シュワルツェネッガー演じるT-800だ。1作目での観るものに絶望感を与えた極悪非道な悪役から一転、『T2』ではジョンを守る正義の立場になるという展開は衝撃的だった。ジョンとの交流の中でサムズアップを覚えるなど、人間的になっていく姿はかわいらしくもあり、あの有名なラストシーンでは観客の涙を誘って見せたT-800。『〜ニュー・フェイト』にも出ているというのは一体どういうことなのか…?その経緯が気になるところだ。
CGを駆使した液体表現が話題となったT-1000やド派手なアクションなど、革新的な作品として、いまでも色あせない輝きを放っている『T2』。果たして『ターミネーター:ニュー・フェイト』もそんなうれしいサプライズをもたらしてくれる作品になっているのか、ぜひスクリーンで確認してほしい。
文/トライワークス
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価格:6,800円+税
発売・販売元:KADOKAWA