『シャイニング』から継承された“謎”が恐怖を駆り立てる…『ドクター・スリープ』本編映像が解禁
『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』(公開中)のスティーヴン・キングが2013年に発表した小説を原作に、ホラー映画史に燦然と輝くスタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』(80)から40年後の物語を描いた『ドクター・スリープ』が11月29日(金)より公開。このたび『シャイニング』から本作へと継承された“謎”を映しだした本編映像が到着した。
40年前にオーバールック・ホテルで起きた惨劇を生き残ったダニー。大人になった彼の周りで児童ばかりを狙った不可解な失踪事件が発生する。そんななか、ダニーの前に特別な力で事件を目撃し、狂信的集団に命を狙われている少女アブラが現れる。少女と共に事件の謎を追うダニーは、やがてあの惨劇の舞台となったオーバールック・ホテルにたどり着くことに…。
このたび解禁された本編映像では、過去のトラウマから人を避けて暮らすダニーの元に謎のメッセージが届くワンシーンが収められている。ある日眠りについたダニーは、突如なにかが崩れるような轟音でベッドから転がり落ちる。そして部屋にある鏡を覗き込むと、そこに映るひび割れた黒板に“REDRUM”の文字が記されていた…。
“殺人”を意味する“MURDER”の文字が鏡に映り反転することで“REDRUM”となったこのメッセージ。40年前に狂気に取り憑かれた父ジャックを倉庫に閉じ込めた母ウェンディが眠りについた横で、少年時代のダニーがドアに口紅で書き記したあのメッセージそのものだ。40年の時を経て、今度はそのメッセージを受け取る側となったダニーは、恐る恐る黒板に近付き“WHO”と問いかけるが…。
はたしてこのメッセージはなにを意味し、誰が送ったものなのか。多くの謎に包まれた本作だが、先日にはそのヒントとなるであろう3本のスポット映像も解禁されている。ストーリーにスポットを当てた“ダニー編”と、様々な謎にフィーチャーした“ミステリー編”、そして『シャイニング』の有名な音楽に乗せた不穏な映像が映しだされる“シャイニング編”。
はたして呪われたホテルに戻ってきたダニーにどんな運命が待ち受けているのか。『シャイニング』を上回る“新たな恐怖”の全貌を、是非ともその目で確かめてほしい。
文/久保田 和馬