『カツベン!』を引っさげ、台湾初の周防正行監督特集が実施!劇場満席&拍手喝采に監督も手応え
「Shall we ダンス?」(96)や「それでもボクはやってない」(07)など数々の名作を世に送りだしてきた周防正行監督最新作『カツベン!』が12月13日(金)より公開される。このたび、本作が台湾最古の歴史を持つ第56回台北金馬映画祭に招待され周防監督が映画祭に出席。台湾初となる周防監督特集も実施され、大熱狂のなか、迎え入れられた。
今からおよそ100年前の日本で活躍した独自の“しゃべり”で観客を映画に引き込む「活動弁士」、通称“カツベン”の姿を描く本作。主演を成田凌が務め、ヒロインには若手最注目の黒島結菜、また永瀬正敏、高良健吾、井上真央、音尾琢真、竹野内豊など周防組初参加の豪華な面々に加え、竹中直人、渡辺えり、小日向文世ら周防作品おなじみの実力派キャストたちが集結している。
今回、本作のおもしろさに惚れ込んだ現地映画配給会社が周防監督へ映画祭の出席をオファー。さらに、周防監督の映画祭出席に合わせて映画祭側が熱望していた本作と過去作の上映を合わせた台湾初の“周防監督特集”も実施。そのエンタテインメント性に劇場内では何度も爆笑や歓声が起き、終了時には自然とスタンディングオベーションが。上映後、監督が満席の興奮冷めやらぬ約350人のファンの前に登壇すると会場は拍手喝采となり、劇中の無声映画をすべて自らが撮り下ろしたことなど監督の今作への並々ならぬこだわりを明かした。
「『カツベン!』の持つおもしろさが、台湾の方々にも受け入れられてうれしい」と笑顔で語る周防監督は、「映画を撮っていてやっぱり一番うれしいのは、ご覧いただいた観客の皆さんから「面白かった」といわれること」とコメント。さらに舞台挨拶後には、監督のサインを求めて200人を超す長蛇の列が並び、本作のチラシやこれまでの監督作品のDVDなどを持ったファン一人一人に丁寧に対応。台湾のファンたちと交流を深めた。本作は、2020年1月31日より台湾での公開が決定。今後も日本国内のみならず様々な国での公開が期待されており、監督が「活動弁士は世界の映画史の中でも特有の存在なので、ぜひその存在を世界中の皆さんに知ってほしい」とコメントしている通り、今後のさらなる海外への発信に期待がかかる!