馬鹿になりきった堀北真希の過激な演技は必見!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
馬鹿になりきった堀北真希の過激な演技は必見!

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馬鹿になりきった堀北真希の過激な演技は必見!

数々のギャグ漫画を生み出した天才・赤塚不二夫の生き様を、担当編集者の視点から描いた『これでいいのだ!! 映画・赤塚不二夫』(公開中)。7月2日(土)に公開となる『マイティ・ソー』、キアヌ・リーブス主演の『47RONIN』(2012年冬公開予定)などで、着実に活躍の場を海外に広げている浅野忠信が全裸やセーラー服姿に挑んだ怪演が際立っているが、共演している堀北真希も負けてはいない。時には浅野を圧倒するほどの天性のコメディエンヌぶりを発揮しているのだ。

堀北が扮するのは、真面目で乙女な新人編集者の武田初美役。大好きな少女コミックの編集を夢見て憧れの出版社に入社したものの、彼女は「少年サンデー」の看板作家である赤塚不二夫(浅野忠信)の担当になり、彼のお馬鹿ぶりに振り回されていく。

堀北自身も「最初はすごく抵抗があったけれど、馬鹿になる気持ちよさを知ってから楽しくなりました」と製作会見で語っていたように、初美はギャグ命の赤塚の奇行を受け入れられずに必至に抵抗するものの、彼女の“馬鹿の才能”に目をつけていた赤塚に、あんなことやこんなことを強要されるうちに、次第にノリノリに。まるで何かから解放されたかのような、堀北のすがすがしいまでに弾けた姿が、映画に爽快さを与えている。

今年1月に公開された『白夜行』では暗い過去を背負った究極の悪女を見事に演じ、新境地を開拓した堀北。そのシリアスさと本作での振れ幅はかなりのもので、彼女の表現力の深さには思わず驚かされてしまう。一段と磨きがかかる美しさと、その深い演技力に虜にされるのは間違いない。【トライワークス】

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