ジョニー・デップ、異例の日本向け特別記者会見「世界規模で日本を支援したい」
ジョニー・デップ&ペネロペ・クルス共演の『パイレーツ』シリーズ最新第4弾『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』(5月20日公開)の日本メディア向けジョニー・デップ特別記者会見が現地時間5月4日、アメリカのロサンゼルスで行われた。
世界のメディアが集まって取材をするなか、1ヶ国のためだけに記者会見が行われるのは異例のこと。日本のファンを少しでも勇気づけるためにと、本作のスタッフ、キャストが作成した横断幕が掲げられた会見場に登場したジョニー・デップは、「日本は大変な時ですが、我々パイレーツスタッフもできる限りのことをして、日本の復興にお役に立てれば」と挨拶した。
今回の新しいジャック・スパロウを演じるにあたり、「新しいストーリーのなかでジャックが新しい経験をし、今後どのようになっていくのかというところを一番考えたよ。フレッシュな印象を与えたいと思ったんだ」と、演じるに当たって工夫した点を挙げた。シリーズ第1作『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』(03)の撮影時に3歳だった娘と6ヶ月だった息子は、現在12歳と9歳になったとそうで、ジョニー・デップは「ジャック・スパロウというキャラクターは、僕の子供と一緒に育ってきたようなものなんだ。今回の新作の撮影中は、ハワイ、ロス、ロンドンと子供たちがずっと一緒だった。ふたりともジャックが大好きだから、今後も続けていきたいと思っている」と、次回作への意気込みも語った。
その後、“世界で活躍する日本人”としてワールドプレミアに招待されている中田英寿も会見に参加。本シリーズの大ファンだという中田は、「ジョニーさんに一度お会いしてみたいと思っていたので、今日は本当に嬉しいです」と、ジョニーと熱い握手を交わした。さらにジョニーから日本のファンへのメッセージ「心からの敬意をこめて、皆さんを応援しています」と横断幕に直筆で書き入れられ、中田も「さらなる発展をとげる その日まで!!」と書き込んだ。最後にジョニーから、「横断幕は私たちとしばらく旅をして、海を渡ってロンドンやロシアへ行きます。そして、世界規模で日本を支援したいと思います。日本の皆さんは強い文化と強い心を持った人々だと思うので、復興できると信じています」とエールを贈った。この横断幕は今後、たくさんの人々のメッセージをのせて、5月17日(火)に行われるジャパンプレミアの会場へ届けられることになっている。【Movie Walker】