C-3POの決意に涙する…「スター・ウォーズ」完結編、ファン感涙の本編シーンが到着
1月27日までに日本でも興行収入67億円を超えるヒットを記録している『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(公開中)。待望のシリーズ完結編となる本作だが、このたびシリーズ全作品に登場するドロイドC-3POの全記憶が消去されそうになる吹替版本編シーンが解禁となった。
銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レンと、伝説のジェダイであるルーク・スカイウォーカーの想いを引き継ぎフォースの力を覚醒させたレイ。完結編では、二人の運命に大きな影響を与えるシスの暗黒卿パルパティーン皇帝がついにその姿を現し、“光と闇”のフォースを巡る銀河の命運をかけた最終決戦へと突入する…。
そしてこのたび解禁されたのが、予告編でも登場したC-3POの記憶のなかから“シス語から訳された言葉”を取り出すシーン。この言葉はレイたちレジスタンスの作戦を遂行するため絶対に必要だったのだが、C-3POがシス語を話すと彼のいままでの記憶が全て失われてしまうという残酷な条件があった。それを知ったC-3POはレイ、フィン、ポー・ダメロンら仲間たちを見つめ「最後にメモリーに焼きつけているのです。友達の姿を…」と切ない表情を見せ、仲間たちのために自分を犠牲にする決意を固めるのだ。記憶が消去されてしまうと、ルークやレイア、ハン・ソロ、R2-D2らとの思い出もすべて忘れてしまうことになるが、最後にもう一度だけ仲間との思い出を目に焼きつけたいと願うC-3POの思いに、胸が締め付けられるシーンとなっている。
さらに本作で密かに人気を集めているのが、新しいクリーチャーのバブ・フリック。小さく可愛らしい見た目で謎の“言語”を話すのが特徴的だが、演じているのはイギリス人女優のシャーリー・ヘンダーソン。「ハリー・ポッター」シリーズの嘆きのマートルや「ブリジット・ジョーンズ」シリーズなどで知られる彼女が、なんと日本語を含めた20か国語以上のセリフを自ら担当。本映像内にある「ドロイド、メモリー、カラッポ、ナル」という日本語のセリフも彼女自身が演じているのも見どころだ。
壮大なスケールで描かれてきた、スカイウォーカー家の愛と喪失の物語。壮大なサーガの結末を、ぜひスクリーンでその目に焼きつけてほしい!
文/富塚 沙羅