掟破りも非難なし!キャサリン妃、“家族以外の写真”で写真家デビュー
写真をこよなく愛し、英国王立写真協会のパトロンも務めているキャサリン妃は、ジョージ王子の誕生を機に、シャーロット王女とルイ王子、そして家族の公式クリスマス写真などを撮影してきたが、ついに家族以外の写真を撮影し、話題を呼んでいる。
キャサリン妃は、ホロコースト犠牲者を想起する国際デー「ホロコースト記念日」を前に、アウシュヴィッツ強制収容所が解放されてから75年経ったことを記念し、ホロコーストの生還者とその孫たちのポートレートを撮影。1枚目は男性と孫2人の3ショット、2枚目は女性と孫のツーショットで、2枚の写真をケンジントン宮殿の公式インスタグラムに投稿し、これまでとは違った手法のフォトグラファーとしての腕前が改めて絶賛されている。
キャサリン妃が自分の子どもたちの写真や家族写真を自ら撮影して公式写真にしたことは、これまでの英王室のしきたりでは考えられなかったこと。そして今回は家族以外の人物を捉えた写真が、イギリスでホロコーストの歴史教育や研修に取り組む組織のプロジェクトの一環として今年後半に開催される写真展の75点のうちの2点として出品されることになっており、英王室で新たな歴史を刻んだことになる。
ウィリアム王子が、王位継承順位の高い子どもたちと飛行機に同乗することなど(別の意味の不安はあるが)、これまでの掟破りに不満や非難の声が殺到しないのは、家族を思う気持ちの強さと、やることに大きな意味があることはもちろんのことだが、日ごろの行いの良さに尽きるだろう。やるべきことをやり、掟を守りつつ、時代の流れに沿って少しずつ古い慣習を破って自分たちの主張を貫いていくさまは、英国民のみならず多くの支持を得ているようだ。
NY在住/JUNKO
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