ハーレイ・クインの正体は“名プロデューサー”!?マーゴット・ロビーの秘話を独占入手
第92回アカデミー賞で最多11部門にノミネートされた『ジョーカー』(公開中)で描かれた、DCコミックスを代表する“悪のカリスマ”ジョーカー。彼の恋人として『スーサイド・スクワッド』(16)に登場したハーレイ・クインを主人公にした『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』が3月20日(金)より公開。このたび本作で主演とプロデューサーを務めるマーゴット・ロビーの、とてつもないバイタリティがスタッフ・キャスト陣のコメントから明らかになった。
セクシーでクレイジーなのにめちゃめちゃキュートな“悪カワ”ヒロイン、ハーレイ・クインがモラルゼロの大暴れを繰り広げていく本作。ジョーカーと別れて束縛から解放されたハーレイは、謎のダイヤを巡って裏社会を牛耳る残忍で極悪な敵“ブラックマスク”と対峙することに。全米では2月7日に公開され週末興収ランキングで見事初登場1位を獲得。現在全世界で大ヒットを記録している。
そんな本作でハーレイを演じるマーゴットといえば、『スキャンダル』(2月21日公開)の演技で第77回ゴールデン・グローブ賞と第92回アカデミー賞の助演女優賞にダブルノミネート。また、伝説の女優シャロン・テート役を演じた『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)も好評を博すなど、いまハリウッドで最も注目されている女優のひとりだ。
主演とプロデューサーの二足の草鞋を履いたマーゴットについて、本作のメガホンをとったキャシー・ヤン監督は「女優としてもプロデューサーとしても素晴らしい」と絶賛。そして「彼女は役者として、とても思慮深く、しっかりとリサーチをしながらもリスクを喜んで選ぶ。それはプロデューサーとしても同じで、彼女は4年もこの作品を手掛けてきた。彼女がこのプロジェクトを生みだしたの」と証言した。
また劇中でハーレイが組む“バーズ”の一員で、ゴッサムシティの女性刑事モントーヤを演じたロージー・ペレズも「この映画の魅力と特徴は、登場キャラクター皆が主役であること。それを作り出したのはマーゴットなの」だと、主演女優としてもプロデューサーとしてもエゴを消し去り作品にすべてをかけたマーゴットの高い人間性を評価する。
スタッフ・キャスト陣から称賛を受けるマーゴット自身は「はじめはプロデューサー業務をしていたら、役者として100%動けないのではと心配していた」と明かし、「でも実際はどちらもより良くやれた。なぜなら私には情報があって、ロジスティックになにが起きているかがわかったから。演技面でも製作面でも、私たちが下している決断を理解することができた」と兼務することがあらゆる面で功を奏したことを振り返った。
マーゴットの高い演技力とバイタリティによって実現した本作で、映画史上もっとも天真爛漫なヴィランはどんな戦いぶりを見せてくれているのか。予測不能で危険度マックスなクレイジーバトルの行く末を、是非とも劇場で目撃してほしい!
文/久保田 和馬