ルイ・ヴィトンの輝かしきミューズ、エマ・ストーン<写真10点>

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ルイ・ヴィトンの輝かしきミューズ、エマ・ストーン<写真10点>

女優とハイブランドのコラボは何組かある。でもエマ・ストーンとルイ・ヴィトンの場合はほかのどこよりも関係が強固だ。

『ラ・ラ・ランド』(16)でアカデミー賞主演女優賞を受賞した時はジバンシィのフラッパーガール風ゴールドドレスで決めていたエマだが、それ以降はぼぼすべてミューズを務めるヴィトンで統一。その代表作は19年のアカデミー賞授賞式で着た、26万個のスパンコール、20万個のビーズ、3万個のクリスタルをちりばめた100%シルクオーガンジーのカスタムドレスではないだろうか。

ヴィトンの制作チームが費やした時間はベースになるレースだけで実に700時間。老舗メゾンのエマに対する期待の大きさをうかがわせる。また、同年にパリ・ファッションウィークのルイ・ヴィトン・ショーに招待された時は、ツイードのダブルコートドレスと、手にはヴィトンのバッグをしっかり持ってカメラの前に。ハイブランドをタウンウェアに落とし込むセンスはハリウッド女優随一で、結果、女の子たちから「ワードローブの中に忍び込んでみたい」とか言われることに。

そしていま注目なのは、エマがアンバサダーを務めるヴィトンのフレグランス「クール・バタン」のキャンペーンCM。たった1分の中に女性の情熱と喜びと哀愁を凝縮した演技力は、さすがアカデミー賞女優なのだ。

文=清藤秀人【月刊シネコンウォーカー】

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