自分の経験と重ねて感動が押し寄せる!共感度MAXな『ステップ』“感涙”試写会レポート
直木賞作家・重松清の同名小説が原作の『ステップ』が4月3日(金)から公開。妻に先立たれ幼い娘を育てるシングルファザーの健一を、Netflixのドラマ「全裸監督」での怪演も話題となった山田孝之が演じている。4月の劇場公開に先駆けてMovie Walkerでは2月20日に超先行の独占試写会を開催。仕事に家事にと悩みながらも奮闘する主人公の姿に「感動した!」「深く共感できた」などの声がたくさん上がっている!
家事・育児・仕事に奮闘…誰もが共感してしまう日々の数々に、目頭が熱くなる!
妻を病で亡くした健一(山田)と、2歳半の娘・美紀(中野翠咲)との10年間の歩みを描いた本作。会社員として働く健一は愛する娘のため、洗濯、料理などの家事はもちろん、保育園への送り迎えなどに追われる日々を送る。そんな姿に観客からは「育児と仕事に疲れ切ってしまったり、子どもの心がわからなくなったりするところに思わずうなずいてしまった」(50代・女性)、「悩みながらも子どもと一緒に成長していく姿が良かった」(40代・女性)といった好意的な意見が多数。さらに「寡黙でありながら、常に愛を持って周囲の人々と接していく姿にとても感動した」(40代・男性)と、健一の誠実さに胸を打たれたという声も。
保育士や仲間たちの優しいまなざし…“周囲からの支え”が胸に響く!
父と娘の成長物語である一方、彼らを支える周囲の人たちのドラマも描かれる。健一が残業できない分の仕事をカバーしてくれる同僚や、そんな健一を気にかけてご飯に誘ってくれる上司、遅くまで美紀を預かる保育園の先生が登場するシーンについては「自分も妻がガンで闘病していた時期に男手一つで子どもを育てていて、職場を早く出る時の申し訳なさなど共感する場面が多かった」(50代・男性)、「自分の経験と比べたり思い出してしまったりで、感情移入どころの騒ぎではなかった」(30代・女性)と我が身のことのように感じ入っていた方も。また「自分が幼稚園教諭のため、その立場から健一と美紀を精一杯支えようとする先生の姿に感動した」(30代・女性)など、主人公とは違う視点から本作に親近感を覚えた人もいたようだ。
血のつながりを超えた“家族の絆”が、涙を誘う…!
健一にとって義父母にあたる妻の両親や兄夫婦も二人に寄り添い、不安も多い健一の心強い支えとなる。そんな彼らの親密な間柄には「義父母とうまくやっている見本。見習いたい!」(40代・男性)といった憧れの声や、「義父とのやり取りが最後に近づくにつれて本当の親子みたいになっていったところが良かった」(30代・女性)、「孫がいて子がいて…っていうつながり、だんだん日本では減ってきている気がするが、映画でのつながりを観てあらためて大事だなと思った」(50代・男性)と普遍的な家族の大切さを感じていた人もいた。
このほかにも本作について「とても感動できる、温かい思いやりに浸れる」(40代・女性)、「いままで多くの人に支えられて生きてきたということを教えてくれる映画」(10代・男性)、「泣くではなく泣かされます。わかっていても泣けるよね」(50代・男性)など、様々なコメントが飛び交っていた。そんな泣きポイントにあふれた感動作『ステップ』を、ぜひチェックしてほしい!
文/トライワークス