ピクサー最新作、舞台は“生まれる前の魂の世界”!?『ソウルフル・ワールド』日本公開決定
世界初のフル3DCGアニメーションで映画の歴史を変えた『トイ・ストーリー』(95)から25年。これまで“モンスターの世界”や“頭のなかの世界”など、ユニークでイマジネーションあふれる世界を描いてきたディズニー&ピクサーの最新作となる『Soul(原題)』が、『ソウルフル・ワールド』の邦題で日本公開されることが決定。このたび日本版ポスターと特報映像が解禁された。
本作で描かれるのは“生まれる前の魂<ソウル>の世界”。ジャズミュージシャンを夢見る音楽教師のジョーは、ある日ニューヨークで一番有名なジャズクラブで演奏するチャンスを手に入れる。しかし、浮かれ気分で街を歩いている最中にマンホールへ落下。目を覚ますと、そこは人間が生まれる前に性格や才能、自分の個性や興味を決める“魂の世界”だった。ジャズクラブでの演奏まであと数日。ジョーは元の世界に戻り、夢を叶えることができるのか…。
本作でメガホンをとるのは『トイ・ストーリー』で原案を務め、アカデミー賞を制した『カールじいさんの空飛ぶ家』(09)や『インサイド・ヘッド』(15)でメガホンをとったピート・ドクター監督。昨年ピクサーのトップであるチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任したドクターは、本作を23年の歳月をかけて創りあげた。
このたび解禁された特報映像は「どんな人間だと思われたい?」という問いかけから幕を開け、ジョーが“魂の世界”へと迷い込むまでが軽やかな音楽に乗せて描かれていく。「もしも生まれる前に“どんな自分になるか”を決める場所があったとしたら?」というテーマに向き合う本作は、世界中に新たな驚きと感動をもたらしてくれるだろう。
『ソウルフル・ワールド』は2020年夏公開予定。続報を楽しみに待ちたい!
文/久保田 和馬