4Kリマスター版も話題!『AKIRA』の名シーンたちがフィギュアで甦る
話題の映画や映像作品から、思わず欲しくなるフィギュアをご紹介。今回は、2020年東京五輪を取り巻く状況を予測していた(?)…と話題を集め、4Kリマスター版がIMAX劇場で上映中の『AKIRA』(88)のアイテムを紹介したい!
今回紹介する海洋堂の「miniQ AKIRA PART.1『金田』」は、小さなジオラマモデルの中に作品が持つ世界観を構築できると言われる原型師の香川雅彦が造形を担当している。手のひらサイズのミニマムなフィギュアでありながら、卓越した構成力とキャラクターの感情までも再現する表現力が持ち味のハイクオリティな品々だ。
物語の主人公である“健康優良不良少年”金田と、その斬新かつクールなデザインで多くのファンの心を掴み、劇中でも(金田の幼なじみ)鉄雄が憧れを抱いた金田のカスタムバイクを立体化した「金田とバイク(Ver.1)」は、バイクの特徴的な造形やカラーリングをダイナミックに、そしてステッカーなど細かなディテールにもこだわった一点。ハンドルを握る金田のふてぶてしい表情もたまらないものとなっている。
同じく金田のアイテムからは、水路でアーミーのフライングプラットフォームを相手に奮闘した場面を再現した「金田とアーミー」もチェックしてほしい。コミックスの表紙にもなっているこの名シーンを、金田のポージングや必死な表情などをバッチリ立体化しており、劇中でのギリギリの状況が眼に浮かんでくる。フライングプラットフォームの部品や金田の服のシワなど、細かな点まで気が利いている。
金田と共にバイクで暴走していた鉄雄が、タカシとぶつかり、眠っていた超能力を覚醒させるシーンを立体化したのが「鉄雄 -覚醒-」だ。機械化していく右手や、天を衝くような髪型、なびくマントなどがどこか神々しさを感じさせ、力を手にした彼の躍動感も伝わってくる。苦しそうな表情など、どこか奥深さがあるアイテムだ。
そんな鉄雄の覚醒のきっかけとなった“ナンバーズ”と呼ばれる実験体の一人で軍のラボに幽閉されている26号こと「タカシ」もフィギュア化されている。青白い皮膚にシワシワシワの顔、白髪と、その特徴を忠実に捉えて造形。彼が、超能力を使い周囲を破壊している様子まで、巧みに作り上げられている。
小さいながらも、見事なクオリティを誇るこれらのアイテムを手に入れて、自宅に「AKIRA」の世界を構築してみてはいかがだろうか?
文/トライワークス
発売中
価格:(各種)680円+税/(1BOX6個入り)4,080円+税
発売・販売元:海洋堂