ブルーレイ、DVDの特典を一部公開! 役所広司が本格アクションに挑んだ『オーバー・エベレスト 陰謀への氷壁』
『レッドクリフ』2部作のプロデューサー、テレンス・チャンが製作を務めた日中合作アクションのブルーレイとDVDが4月22日リリース。世界最高峰のエベレスト南部に墜落した飛行機から、平和の鍵を握る機密文書を探すことになった救助隊の奮闘を描く。“ヒマラヤの鬼”と呼ばれる救助隊のリーダー役に、チャンが「世界で最も素晴らしい役者のひとり」と絶賛する役所広司。彼が氷点下の雪山で過酷なアクションにも挑んで新境地を開拓し、自身の吹替も担当した本作の見どころを紹介。メイキング映像集と公開記念舞台挨拶の一部も公開する。
役所広司初のワイヤー・アクション
ワイヤー・アクションは役所の42年の俳優キャリアで意外にも初。仲間を救助するシーンの撮影では「うまくできなくて助けるどころかアザだらけになってしまって…」と赤面告白。ワイヤーに吊るされて両脇が擦れ、雪山を転がり落ちるシーンではケガも。カナダ人俳優との肉弾戦も全力で挑んだ。
エベレストを制したユー・フェイが監督デビュー
ゲーム・プロデューサーのユー・フェイにとって本作が映画監督デビュー作。脚本に行き詰まった彼は欧州のモンブランやヒマラヤ山脈のマナスルに登頂し、その経験を物語に盛り込んだ。雪崩や巨大つらら、切り立った氷壁など大自然のロケ映像は圧巻。
テーマは“愛のために人はどこまで行けるのか”?
かつてエベレストの“デスゾーン”で離ればなれになった恋人を捜したい一心でチームに加わったシャオタイズ(ジンチュー)だが、ジアンや仲間の優しさに触れ心境に変化が。「愛があるからこそ前に進める」という監督のメッセージが随所に込められている。
ジャッキー・チェンのスタント・チームがスタント・コーディネート
ジアン一行の前に立ちはだかるのは氷壁だけでなく人間の敵も現れる。バトルとなればアイス・ピッケルはたちまち凶器に。ジャッキー・チェンのスタント・チームが限られた登山装備を駆使して手掛けた縦横無尽なアクションはスリリングだ。
リン・ボーリンはハヤシ君!? ワン・チームの絆
中国語を話せない役所はリン(=林)を日本語読みで「ハヤシ君」と呼ぶなど撮影現場は和気あいあい。
3000m級の雪山ロケやワイヤー・アクションは過酷だが、役柄同様に役所がリーダーとなり、キャストもスタッフも国籍を超えてワン・チームになった。
役所も絶賛した日本語吹替のチャレンジ
チャン・ジンチューとリン・ボーホンの日本語吹替は沢城みゆきと宮野真守。「セリフより呼吸や吐息がモノを言うアクション作品。アクションの言語化に苦労した」と舞台挨拶で沢城。宮野も「感情の動きも激しくて、グッと力が入る部分がありました」。
ブルーレイとDVDのセル版にはイベント映像集とメイキング映像集を収録。本格アクションや各映画祭での裏側まで楽しめる!
文/山田紗也子【DVD&動画配信でーた】
4月22日(水)DVD(3800円+税)、ブルーレイ(4800円+税) 発売&レンタル開始
発売・販売:バップ
メイキング映像集&舞台挨拶映像集(一部)