メラニア夫人、米国民と英国に配慮した緑の着回しドレスに高い評価
世界で最も新型コロナウイルスの感染者が多く、また死者数も多くなったアメリカでは、ホワイトハウスが毎年行っているイースターエッグロールのイベントが中止となった。
このイベントは毎年大統領夫人が主催し、招待された子どもたちと一緒にイースターの卵を転がして競争するというものだが、今年はメラニア・トランプ米大統領夫人が、イベント中止の代わりに自身が好きだという「The Little Rabbit」という絵本を読んでいる様子を、公式インスタグラムとツイッターに投稿し、イースターを祝った。
この絵本はアメリカのものではなくイギリス人作家でイラストレーターのニコラ・キレンによるものだが、メラニア夫人はスロベニア(旧ユーゴスラビア)の出身であることから、メラニア夫人のチョイスは特に不思議ではない。
しかし、2年連続でブルーというイースターカラーの装いから、今年は2017年にも着ていたセフィンのグリーンドレスの着回しで、しかもお値段も295ポンド(約4万円)と、数十万円の装いが当たり前のメラニア夫人にしてはかなりお安いドレスをチョイス。
このドレスは、キャメロン元英国首相夫人が、4人の子どもたちのイニシャルを組み合わせて名付け、2017年に立ち上げたブランドなのだが、この数日前にエリザベス女王が、グリーンのドレスでコロナに立ち向かう意思を世界に発信したことや、義娘のイヴァンカ・トランプ大統領補佐官が、その日に新型コロナウイルスに感染して入院していたボリス・ジョンソン首相の退院を祝ったことから、ネットでは「英国へのリスペクトがすごい」「一致団結している英国が羨ましいのかも」といった声が。
また、飛沫感染防止の観点から推奨されているマスクをつけないと主張している夫のトランプ大統領と違い、自身のマスク姿の写真をインスタグラムに投稿したり、子どもたちのサポートを続けているメラニア夫人には、「心優しい人だと思う」「英国をリスペクトして、経済優先の夫の代わりに国家の団結を訴えているのでは」「経済優先の夫に対して子どもや弱者を守る夫人、夫を支える良い妻だと思う」といった声も寄せられており、キャサリン妃とは別の意味で、妻として高い評価を得ているようだ。
NY在住/JUNKO