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まさに命懸け…!コロナ危機のなかミッキー・ローク主演『Warhunt』の撮影がクランクアップ

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まさに命懸け…!コロナ危機のなかミッキー・ローク主演『Warhunt』の撮影がクランクアップ

ミッキー・ローク主演『Warhunt』が無事にクランクアップ!
ミッキー・ローク主演『Warhunt』が無事にクランクアップ!写真:SPLASH/アフロ

ミッキー・ローク主演の第二次世界大戦ファンタジーホラー映画『Warhunt』が、新型コロナウイルスの危機の最中に撮影を続け、ついにクランクアップしたと「Variety」が報じた。

撮影スタッフたちは、ラトビアの首都リガでの撮影を、政府のガイドラインに従うことで許可されたという。政府のガイドラインは、フェイスマスクと手袋の着用、1日2回の検温、ソーシャルディスタンスおよび消毒設備を整えることが必要だったそうだ。プロデューサーのユー・ファイ・スエンは、一例として「俳優それぞれに専用のメイクキットを用意し、同じブラシやメイク用品を使い回さないようにしたよ。もちろん、メイクアップアーティストは、全員フェイスマスクをしてね」と語る。ラトビア政府からは、同じガイドラインに基づいて映画やテレビ番組をさらに撮影する許可を与えられていたそうだ。

主演のミッキーは、ラトビアの国境が封鎖される前にスケジュールを調整し入国した。「私は仕事のためにリガに来た。新型コロナウイルスは手に負えない状況だったけど、みんなが素晴らしく行動したよ」とコメント。また、マウロ・ボレッリ監督はこの経験について「当初はシュールだったけど、キャストやスタッフはすぐにマスクや予防策に適応したよ。だから、より集中して効率的に撮影を終えられた」とコメント。

ジャクソン・ラスボーンがInstagramで公開した撮影現場の様子
ジャクソン・ラスボーンがInstagramで公開した撮影現場の様子画像はJackson Rathbone(@jacksonrathbone)公式Instagramのスクリーンショット

『Warhunt』にはミッキーのほかに、『プリズン・ブレイク』のロバート・ネッパーや『トワイライト』のジャクソン・ラスボーンが出演している。第二次世界大戦中に秘密の任務についたアメリカ軍のエリート兵たちが、敵陣であるドイツの“黒い森”に閉じ込められ、魔女たちに立ち向かっていく物語。

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』など多くのハリウッド映画の美術部門に携わってきたボレッリは、「『Warhunt』は最高にパワフルな作品だし、キャラクターたちを通して、戦争悪を表現する、偉大なメタファーでもある」と説明した。

実際にどういった様子で撮影が行われたかは不明だが、新型コロナウイルスの影響で世界中で国や地域の封鎖、行動制限などの対策が行われているなか、無事にクランプアップを迎えた本作は、まさに命懸けで製作された映画と言っても過言ではないだろう。スタッフやキャストたちの熱い想いが込められた『Warhunt』はどんな作品になっているのか、いまから公開が待ち遠しい!

文/編集部

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