『バック・トゥ・ザ・フューチャー』キャスト&製作陣が奇跡の再集結!
俳優のジョシュ・ギャッドが司会を務めるYouTube番組「Reunite Apart」の第二回目の放送に、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのキャストと製作陣が再集結したと「The Hollywood Reporter」などが報じた。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズといえば1980年代を代表するSFアドベンチャー。1985年に第1作、1989年に第2作、1990年に第3作が製作され、マーティ(マイケル・J・フォックス)と科学者ドク(クリストファー・ロイド)が未来や過去へタイムスリップし騒動を巻き起こす姿が描かれた。この作品で出てきた愛車デロリアン、ホバーボードやナイキシューズなどの未来技術、ドクの発明品は、現在も多くの人を魅了している。
動画では、司会のジョシュ・ギャッドの呼びかけで、クリストファー・ロイド、マイケル・J・フォックス、リー・トンプソン(母ロレイン役)、メアリー・スティーンバージェン(ドクが恋した女性クララ役)、エリザベス・シュー(第2作からマーティの恋人のジェニファー役)など豪華スターが登場。製作陣からは、脚本家のボブ・ゲイルや監督のロバート・ゼメキス、シリーズの作曲家のアラン・シルヴェストリ、主題歌を担当した歌手のヒューイ・ルイスも参加した。そして、特別ゲストとしてシリーズの大ファンだと言うJ.J.エイブラムスが(映像の18分から)途中参戦するという夢の共演も実現した。
キャスト陣は、最も演じて楽しかったシーンや、印象的なセリフについて話し、ドク役のクリストファーは、「Where we're going, we don't need roads.(これから行く場所に道など要らん!)」という名ゼリフを披露した。脚本家のボブ・ゲイルとロバート・ゼメキス監督は、映画のタイトルでユニバーサルと争った事を明かし、ヒューイ・ルイスは主題歌を書く際に、“タイムトラベル”というお題についてなにを書くべきかわからず、代わりに「愛の力(主題歌:パワー・オブ・ラブ)」を書いたなど、製作時の想い出を語った。映像の最後では、ミュージカル版『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のキャストらによる主題歌「パワー・オブ・ラブ」が披露され幕を閉じた。
この番組で得た資金は、医療支援団体”ProjectHOPE”の活動支援にあてられる。海外では多くの人を楽しませながら支援を募る取り組みが行われているようだ。世界中で外出自粛が続いているなか、この動画は映画ファンへのとっておきの贈り物になったことだろう。
文/編集部