子育てゴジラに熊本弁キャラまで!?人形劇「ゴジばん」がかわいすぎ!
映画第一作目『ゴジラ』(54)から65周年を迎え、ハリウッド版の3作目となる『ゴジラVSコング(原題)』の公開が控えるなど、いまなお勢いを増している「ゴジラ」。その怪獣たちがキュートにデフォルメされた人形劇「ゴジばん」が現在YouTubeで配信中だ。
昨年8~12月に東宝特撮チャンネルにて新エピソードを配信していた「怪獣人形劇 ゴジばん」。懐かしくも愛くるしさが増したゴジラたちの姿が往年のファンから子どもたちまで幅広い世代に支持され、累計再生回数230万回を突破する人気ぶりに。そのセカンドシーズンが5月1日より始まり、毎週金曜夕方5時(ゴジ)ごろに1話ずつ追加されている。
ゴジラくん、ミニラ、リトルのゴジラ三兄弟が立派な怪獣になるために特訓するという、彼らのゆる~い日常が描かれる本作。ファーストシーズンを手掛けた人形劇団「アトリエこがねむし」が引き続き制作を担当し、本家ゴジラへのオマージュを織り交ぜながらも、どこか人間臭い怪獣たちの物語が展開していく。
セカンドシーズンの初回となる「さよならママの巻」では、ミニラが卵のころから我が子のように育ててきた赤ちゃん怪獣のラドンをあやしているところに、ラドンの兄であるロダンが現れる。ラドン一族は故郷の阿蘇で翼を強く育てる必要があることを知り、ラドンの成長を見守ってきたミニラは決断を迫られる…。
ミニラを「ママ」と呼び慕い、たどたどしく歩くラドンはなんともチャーミング!そこに阿蘇土産のフルーツやからし蓮根を持ってやってきたロダンが熊本弁(!)で話し始めるなど、笑いを誘う小ネタも満載。そこから別れの決断というドラマがで畳みかける展開がなんとも憎く、思わずジーンとさせられてしまう。
昨年の配信時から人気だったヘドラのヘドじいとヘドちによるミニコーナーも健在で、「ヘドじい、深いこと言うなぁ」と感心してしまうようなやり取りもあわせて楽しめる。YouTubeの東宝特撮チャンネルでは新作エピソードはもちろん、昨年配信されたものも引き続き観られるので、チャーミングな怪獣たちの姿をぜひチェックしてほしい!
文/トライワークス