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レディー・ガガの生肉ドレス、博物館入り前に腐敗していた事実が発覚!

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レディー・ガガの生肉ドレス、博物館入り前に腐敗していた事実が発覚!

レディー・ガガが、2010年9月12日に行われたMTVビデオ・ミュージック・アワードの授賞式で着ていた生肉ドレスが、今年6月16日からロックの殿堂博物館入りを果たしているが、博物館入りする前に一部腐敗を始めていたことが剥製師の証言で明らかになった。

2月までの予定でオハイオ州クリーブランド市のロックの殿堂博物館のWomen Who Rock: Vision, Passion, Powerに展示されているガガの生肉ドレスは、ガガの着用後、腐敗を防ぐために冷凍保存されてそのままの状態が保たれており、美術館に展示される前に、腐らないようビーフジャーキー状態で保存する手段がとられていると伝えられていた。

しかし、ロサンゼルス在住の剥製師セルジオ・ビジラートがロサンゼルス・タイムズ紙に語った話によれば、「ロックの殿堂博物館から依頼を受けたのは、昨年11月のことです。うじ虫がわいている状態も考えられたため、保存場所と状況を確認したところ、『エアコンの効いている場所』と答えたので、私は冷凍保存されていることを確認したうえで、(美術館に保存できる状態にするという)依頼を承諾しました」。

「しかし実際に、依頼から3週間半後に私の手元に冷凍状態で届いたドレスを解凍したところ、異臭がしたんです。それで、冷凍前に既に腐敗を始めていたことがわかりました。(約束が違うと思いましたが、ギャラとして)6000ドルを受け取ってしまっていたので、やるしかありませんでした。それらを全て綺麗に洗浄して、においを落とし、腐らないように保存できる状態にするのに、結局1ヶ月以上もかかってしまいました」という。

さらに、「このドレスの縫い目をほどいてドレスの一辺一辺(肉切れ)をマネキンの上でつなぎ合わせ、できるだけ、デザイナーのフランク・フェルナンデスとニコラ・フォルミケッティがデザインしたオリジナルの形と同様にするよう努力しました。また、ガガが着ていた時の色に近づけるため、牛肉を赤黒く染めて、5月20日に美術館に向けて出荷しました」と、当時の様子を明らかにした。

美術館側は、「同生肉ドレスは、バクテリアの繁殖を防ぐため、漂白と洗浄そして防腐剤をほどこしてあるので、2月以降は(つなぎ目がほどけなければ)別の美術館で展示される予定です」と完璧な処理をしてあることを強調しているが、一度腐敗しかかっていたことで、ビーフジャーキー状態で展示されるまでには、剥製師の並々ならぬ努力があったようだ。【NY在住/JUNKO】

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