歴代全世界興行成績No.1のスーパーヒーロー映画は?
今年の映画興行成績は、滑り出しから軒並み不調と言われ続けてきた。しかし『マイティ・ソー』を皮切りに、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』、『グリーン・ランタン』(9月10日公開)、そして先週22日から公開されている『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』(10月14日公開)と、サマーシーズンと言われる5月から公開されているスーパーヒーローが主役の映画の興行成績が順調で、映画業界が活気を見せている。
そんな中、ハリウッド・レポーター紙が、スーパーヒーロー映画の歴代の全世界興行成績トップ10を発表した。
堂々、1位に輝いたのは、全世界で10億ドルを稼ぎ出したクリストファー・ノーラン監督作、クリスチャン・ベールがバットマンに扮した『ダーク・ナイト』(08)。作品力と、ジョーカーを演じたヒース・レジャーが亡くなったこともあり、全世界的に大いに話題となった。
そして2位から4位は、トビー・マグワイアがスパイダーマンに扮した『スパイダーマン3』(07)、『スパイダーマン』(02)、『スパイダーマン2』(04)とシリーズ3作品が全てランクインしており、スパイダーマン人気の根強さを改めて思い知らされる結果となった。ちなみに北米だけの興行成績を見てみると、全世界ベースとは違いシリーズ1、2、3の順位になっている。
そして5位には、トップ10圏内では唯一アメコミ映画ではなく、ウィル・スミスが嫌われ者のスーパーヒーローを演じている『ハンコック』がランク入り。
以下、6位は『アイアンマン2』(10)、7位は『アイアンマン』(08)、8位は『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(06)、9位に『マイティ・ソー』、10位にティム・バートン監督、マイケル・キートン主演の『バットマン』(89)という結果になっている。
今年公開された作品としては、既に『マイティ・ソー』がトップ10入りを果たしているが、それ以外は突出して大ヒットした作品はないようだ。しかし、先週から北米で公開されたばかりの『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』はまだ全世界的にみると公開されていない地域も多く、今後どこまで数字を伸ばすかによって順位が入れ替わる可能性も高い。【NY在住/JUNKO】