悪役オーリーにミステリアスなミラなど『三銃士』のビジュアルが公開

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悪役オーリーにミステリアスなミラなど『三銃士』のビジュアルが公開

アレクサンドル・デュマの冒険活劇「三銃士」を、ローガン・ラーマン、ミラ・ジョヴォビッチ、オーランド・ブルーム共演で描く『三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(10月28日公開)のポスター画像と、各キャラクターのビジュアルが公開された。

リチャード・レスターの『三銃士』(74)が大好きだというポール・W・S・アンダーソン監督は、ディズニーの『三銃士』が若い世代に受けたことに対し、「映画はその時代に生きる観客のために作るものだ。僕が贈る『三銃士』は、今の世代の人たちに喜んでもらえる『三銃士』なんだよ」と話している。古臭さや古典的な常識を吹き飛ばし、21世紀だからこそ創り得るアドベンチャーとアクションの満載な仕上がりにますます期待が高まる。

ダルタニアン役のローガン・ラーマンは現在19歳だが、『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』(10)で注目を集めた彼はこの映画の撮影時、ダルタニアンと同じく18歳。ダルタニアンを18歳の俳優が演じるのは初めてのことで、ポール・W・S・アンダーソン監督は「ダルタニアンを正しい年齢の俳優が演じるのに100年かかった」と誇らしげに言う。そんな監督の期待に応えるべく、ローガンは猛烈なトレーニングをもって役作りに挑み、本作で見事なアクションを披露しているのだ。 

欲望の赴くまま次々と寝返る悪の華ミレディを演じるミラ・ジョヴォヴィッチは、『バイオハザード』シリーズ顔負けのアクロバティックなアクションを惜しみなく披露している。そして、『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』(公開中)よりも本作出演を選んだオーランド・ブルーム。自信過剰で全てが派手、容姿端麗だが目的のためなら手段を選ばない危険人物を魅力的に演じきり、「ジャック・スパロウ以来のヒール(悪役)の誕生だ」と、ポール・W・S・アンダーソン監督も満足気に撮影を終えた。

さらに、『イングロリアス・バスターズ』(09)でアカデミー賞助演男優賞を受賞したクリストフ・ヴァルツ、『007カジノ・ロワイヤル』(06)の悪役で世界にその名を知られたマッツ・ミケルセンも出演している。東京国際映画祭のオープニング作品にも決まった本作。これまでの「三銃士」の重厚なイメージを覆す、ファニー、セクシー、スタイリッシュな新しい物語を創り上げる豪華キャスト陣から目が離せない。【Movie Walker】

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