『パラノーマル3』LAプレミアに長蛇の列! ケイティ・フェザーストンがファンに感謝
超低予算ながら大ヒットを遂げた『パラノーマル・アクティビティ』シリーズの第3弾『パラノーマル・アクティビティ3』(11月1日公開)のロサンゼルスプレミアが、10月18日に行われた。上映前、会場となったハリウッドの映画館シネラマドームの周囲では、1500人以上の長蛇の列ができ、先頭のファンは朝10時半から並んでいたという。上映を待ちきれないファンは、「今まで以上に、今作でもっと怖がらせてもらいたい」「怖いといっても実際はそれほど怖くなくてサスペンスフルもあるけど、これはもっと怖いの。この映画は、間違いなく『もし、これがリアルだったら』って観客に考えさせるのよ」と上映を心待ちにしていた。
熱心なファンの姿に、出演者のケイティ・フェザーストンは「こんなにファンに応援してもらって、すごくありがたい。三作もできるなんて本当に素晴らしいわ。ファンが私たちのことをサポートしてくれなければ、私たちはここにいられなかったのよ」と感謝を述べ、「観客の想像力に訴えるところが、この映画がうまくいった原因の1つだと思うの。全てを見せるよりも、その方がずっと怖いと思う」と本シリーズに根強いファンがいることの要因を明かした。
本作プロデューサーのオーレン・ペリーは、「一作目がこんなに成功して、二作目だけでなく、三作目まで作られるフランチャイズになるなんて、夢にも思わなかった」とシリーズの人気への喜びを語った。本作について「1980年後半が舞台で、ケイティとクリスティが子供の頃のストーリーなんだ。80年代が舞台のシネマヴェリテ・スタイルの映画をやるのは楽しいだろうと思ったんだよ。(毎回フレッシュな作品にするのは)とても大変だよ。設定を考えるのに何ヶ月もかけた」と苦労を語り、ケイティとクリスティを演じた子供たちについて、「本当に素晴らしかった。『子供との仕事はすごく大変だ』とよく言うけど、彼女たちはすごい才能があるし、自然なアドリブとかもできる。何百人もの子役から探したんだ。 ケイティとクリスティに似ていないといけなかったし、見つけるのは大変だったよ。彼女たちがいなければ、この映画はうまくいかなかった」と振り返った。
上映後、ファンたちは「前の二作よりもっと怖かった。二人で一緒にトイレに行ったのよ」と恐怖を引きずっている様子で、「これまで見た中でもっともクレイジーだったわ。ずーっと目を被いながら見ていたのよ」とコメントを寄せた。日本のファンに向け、オーレン・ペリーは「今作は、二人の子供が出てくるということで、さらに怖くなっていると思う。前作とはまた違った怖さがあるんだ。何が、とは言わないけど、椅子から飛び上がるようなことがあるよ」と話し、来日経験のないケイティ・フェザーストンは「是非行ってみたいわ」と目を輝かせた。
また今回、イベントが行われるのと同時に『パラノーマル・アクティビティ』ファンに向けた「tweetをしてシリーズ最新作『パラノーマル・アクティビティ3』を見よう!コンテスト」で見事、tweet数が多かった上位20都市も同時に試写が行われた。実施された都市はアメリカ・ヒューストン、フェニックスをはじめ、オーストラリア・メルボルン、ロンドン・イギリス、サンパウロ・ブラジルなど20都市となり、同シリーズファンの熱気を感じさせるイベントとなった。【Movie Walker】