何があっても日本に来たかった!  『1911』舞台挨拶でジャッキー・チェンが熱い思いを語る

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何があっても日本に来たかった! 『1911』舞台挨拶でジャッキー・チェンが熱い思いを語る

10月22日より開幕となった第24回東京国際映画祭。この一大イベントで特別オープニング作品として上映されるのが、ジャッキー・チェンの100本目の出演作に当たる歴史超大作『1911』(11月5日公開)だ。同日、行われた舞台挨拶には、ジャッキーをはじめ、日本語吹替版で声優を務めた江角マキコ、中川翔子が登壇し、東京国際映画祭で上映される喜びや、作品に対する熱い思いを語ってくれた。

本作『1911』は、中華民国建国のきっかけとなった辛亥革命を、革命家・孫文の右腕として活躍した黄興の視点から映し出した、重厚なタッチの歴史ドラマだ。劇中で主人公・黄興を演じると共に、総監督も務めたジャッキーは、「実は今、中国で新作を撮影している真っ最中で、寝る暇がないくらい忙しいんです。それでも今回は震災後、初めての映画祭なので、何があっても参加したかった。こうして皆さんにお会いできて、本当に嬉しく思います」と語った。さらに「私は今まで、多くの方からたくさんのエネルギーをいただいてきました。そのおかげで、今もこうして映画制作に取り組むことができています。ファンの皆さんが『見たい』と言ってくださる限り、これからも面白い映画を作り続けます!」と話し、客席を大いに沸かせた。

続いて、黄興と心を通わせる女性革命家・徐宗漢の吹替を担当した江角は、「ジャッキーさんとは、つい先ほど初めてお会いしたんですけど、やっぱり格好良いですね! この映画には、ジャッキーさんの“中国への愛”と“未来に対する希望”がたっぷり詰まっているので、それらを感じながら見ていただけると嬉しいです」と話してくれた。また、若くして散った革命家・林覚民の残された妻・陳意映の吹替をこなした中川は、「こうして同じ舞台に立てて、ジャッキー様の吐息が吸えるだけで光栄です! 今にも魂が抜けて、酔拳が使えそうな心地です(笑)」と独特のコメントを述べ、会場は爆笑に包まれた。

本作は清王朝末期を舞台にした実話がベースのドラマなので、ある程度予備知識がないと、人物の関係性や時代背景がわかりにくいかもしれない。公開までまだ時間があるので、今のうちに中国の歴史をしっかり予習しておけば、本編を見る際、物語の世界観にしっかり入り込めるはずだ。【六壁露伴/Movie Walker】

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  • 1911

    3.0
    1
    J・チェン主演、清王朝の男たちが新たな中国を創造するために立ち上がる姿を描く

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