岡田将生、瀬々監督の手紙に号泣!「撮影を引っ張ってくれたのは岡田くんだ」

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岡田将生、瀬々監督の手紙に号泣!「撮影を引っ張ってくれたのは岡田くんだ」

さだまさしの同名小説の映画化『アントキノイノチ』の初日舞台挨拶が11月19日、丸の内ピカデリー1で開催され、岡田将生、榮倉奈々、原田泰造、松坂桃李、瀬々敬久監督が登壇。サプライズで、主演の岡田は瀬々監督から手紙を、共演者からは心温まるメッセージをもらって大いに感動し、観客の前で号泣した。

高校時代に友人を殺したと自分を追い詰め、心を閉ざした永島杏平(岡田将生)と、暗い過去を持つ久保田ゆき(榮倉奈々)が、遺品整理業という仕事を通して成長していく『アントキノイノチ』。岡田は、劇中のセリフさながらに「元気ですか?」と笑顔で挨拶をした。

中盤では、一般公募で集められた笑顔の写真“アントキノエガオ”約1万枚で作成されたモザイクアートが登場。その後、お待ちかねのサプライズ演出が。まずは瀬々監督が岡田への感謝の手紙を読み上げた。「岡田くんは普段、天然でボケキャラですが、撮影中は本当に助けてもらいました。震災が起こって大変な中、岡田くんの笑顔と無邪気な会話で、どんなに場が和んだことか。あの撮影を引っ張ってくれたのは岡田くん、君だ。ありがとう」。それを聞いた岡田は、大粒の涙を流した。

さらに追い打ちをかけるように、松坂から「この作品を通して、将生くんに出会えて本当に嬉しかった」と言われた岡田は、「何だよ、チキショー」と涙が止まらない。榮倉も「撮影は大変だったけど、岡田くんがいてくれて助かりました。岡田くんの純粋な気持ちがみんなを助けてくれた映画だった」と語った。岡田は「今日は初日なのに、みんながそっけなくて。でも、こういうことだったのか」と、涙で顔をくしゃくしゃにしながら語った。

最後に、気を取り直して、岡田が本作をこうアピール。「この映画をやれて本当に良かったです。こうやって支えられて、撮影中に震災に遭ってすごく辛かったけど、命の大切さや人と人とのつながりを届けられたらと信じてやってきました。僕たちの愛のこもったメッセージが届いていれば本当に嬉しいです」。岡田の言葉どおり、命をつなぐことの尊さを丁寧に紡ぎ上げた『アントキノイノチ』は、今を必死で生きる人々に活力や希望を与えてくれるに違いない。【取材・文/山崎伸子】

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