引退したんじゃなかったの!? 神様役であいかわらずの存在感を放つ大女優って?

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引退したんじゃなかったの!? 神様役であいかわらずの存在感を放つ大女優って?

『ゴースト ニューヨークの幻』(90)での霊媒師役や、『天使にラブ・ソングを…』(92)でのシンガー役などで知られるウーピー・ゴールドバーグ。実は彼女、2007年に女優引退を宣言していたのをご存知だろうか? ところが、12月17日(土)より公開されている映画『私だけのハッピー・エンディング』に、引退したはずのウーピーが圧倒的な存在感で出演しているのだ。

1955年生まれのウーピー・ゴールドバーグは、グラミー賞、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、エミー賞、トニー賞の全てで受賞経験を持つ、押しも押されぬ演技派女優。たとえウーピー・ゴールドバーグという名前にピンとこない方でも、顔を見れば「ああ、この人か!」と言ってしまうほどのインパクトを持った女優なのだ。2007年に「ハリウッドにはもう自分の居場所がない」として引退宣言を出して以来、声優や司会以外の仕事ではあまり彼女の名前を見かけることがなかっただけに、今回の登場を喜ぶファンも多いのではないだろうか。

そんな彼女が出演している『私だけのハッピー・エンディング』は、ケイト・ハドソン演じる、突然ガンを宣告されたキャリアウーマンの主人公が巡り合った最後の恋を、コメディやファンタジーの要素も取り入れて描いた感動的なラブストーリー。ウーピーは、本人役でありながら、主人公の願いを3つ叶える“天国の神様”という、何ともうさん臭い役に扮して、あいかわらずの存在感を見せているのだが、ブランクを一切感じさせない貫禄は、本当にさすがとしか言いようがない。

引退宣言の際には「若い女優たちが仕事を持っていってしまう」とも語っていたウーピーだが、やっぱり彼女の存在感は唯一無二。本作を見れば、それは誰もが納得するところだろう。「居場所がない」なんて言わないで、今後もウーピーにはスクリーンをにぎわせ続けてほしいものだ。【トライワークス】

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