『源氏物語』舞台挨拶、生田斗真らが2011年を漢字一文字で披露

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『源氏物語』舞台挨拶、生田斗真らが2011年を漢字一文字で披露

生田斗真主演の豪華時代絵巻『源氏物語 千年の謎』の初日舞台挨拶が12月10日、有楽町の日劇1で開催。生田斗真、中谷美紀、真木よう子、多部未華子、芦名星、田中麗奈、窪塚洋介、東山紀之、鶴橋康夫監督が登壇した。生田は「これからも大切にしていきたい作品の1つになりました。皆さんの心に少しでも残ってくれたら幸せです」と挨拶。ジャニーズの先輩・東山は「斗真をずっと見てきましたが、彼は成長したと思うし、さらなる可能性が見えてきた」と激励した。

「源氏物語」が生まれたルーツを、紫式部(中谷美紀)の目線でたどりつつ、光源氏(生田斗真)と美女たちとの逢瀬をドラマチックに綴った本作。MCから「もしも、本当に光源氏を好きになってしまったら」と聞かれた女優陣。真木は「すごく好きになっちゃったら、女性のところに行くのも目をつむるか、身を引くか」と答えると、多部は「ヤキモチも焼きたいし。ゆっくり考えます」、芦名は「少し興味のないふりをして待ちます」、田中は「あまり関わりたくないってのが理想」とコメント。中谷は「光源氏の気持ちになって、美しい女性たちと恋をしたい」と、それぞれに違った答えを返した。

その後、今年の世相を表す漢字一文字が発表される12月12日の「漢字の日」に先駆け、ゲスト陣がそれぞれの2011年を象徴する漢字一文字を披露した。鶴橋監督は東日本大震災を憂いて「闇」、真木は省エネと反省をかけて「省」、多部は今までとは異なる経験をした年ということで「異」、芦名は愛する姪っ子の名前も兼ねて「心」、田中は家族のように義を結んだ年として「義」、窪塚は脱原発・脱TPP(環太平洋経済連携協定)で「脱」、東山は「灯」、中谷は「ごめんなさい」と二文字で「憂慮」。最後に生田は「ベタですが」と言いながら「光」と披露すると、東山は「きったねえ字」となじりつつ、「監督が“闇”で、斗真が“光”を“灯”す。“省”エネだけど(笑)」と上手にまとめた。

最後に生田は「皆さんの心の中にずっと存在続ける映画になったと思います」と自信を持って本作をアピール。日本映画としては異例の414スクリーンで本日より封切られた『源氏物語 千年の謎』。生田斗真を筆頭に、今をときめく豪華俳優陣の雅やかなロマンスが堪能できる本作は、お正月映画にふさわしい一作だ。【取材・文/山崎伸子】

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