元ポルノ男優を襲う究極の変態行為とは!? 超残虐エログロスリラーのノーカット版が日本上陸
2011年に日本公開されたラース・フォン・トリアー監督の『アンチクライスト』や、園子温監督の『冷たい熱帯魚』、イ・ビョンホン主演『悪魔を見た』のように、過激な性描写や残酷シーンでR18指定をされた作品が最近は立て続けに公開され、いずれも若者を中心にヒットを記録している。しかし、1月21日(土)に公開される映画『セルビアン・フィルム』は、今まで日本で公開されたどんな映画をも凌駕する、と言い切っても良いほど、ハードコアな描写が満載の作品だ。
主人公は、美しい妻と幼い息子を愛する元ポルノ男優のミロシュ。平和な日常を過ごしながらも、収入に困っていた彼のもとにある日、大作ポルノ映画への出演依頼が舞い込む。ミロシュは依頼主のヴィクミルの「大金持ちのクライアントの欲求を満たすために、芸術的なポルノを撮りたい。そのためには貴方の出演が絶対なのだ!」という熱心な説得と、高額な報酬に釣られて契約書にサインをしてしまう。具体的な内容が教えられないまま、指示に従い、複数の女とセックスするミロシュ。しかし、その指示は次第に暴力的かつ倫理に反する変態プレイへの要求に変わっていく。
ストーリーが進むにつれて、拷問、レイプ、クスリ漬けファックなどなど、エログロの見本市のようなシーンが連続する。さらに、そのインモラルさは、活字にするのも憚られるほどにエスカレートし、画面を正視できない残虐なクライマックスへ突入していくのだ。ネタバレうんぬんではなく、倫理的にひどすぎて文字にしたくないぐらい、絶望的で衝撃的なクライマックスシーン(ミロシュの巨根が大活躍!)には、この手の映画に免疫のある人も必ずやショックを受けるはず!
そんな本作なので、過激すぎる描写のため20歳未満の方は鑑賞不可だ。それだけでなく、チラシには丁寧にも「倫理的にも表現的にも最悪の描写がございます」という正直な注意書きも記載されているほど。イギリスをはじめとするヨーロッパ諸国では、あまりの過激さから複数のシーンがカットされ、ノーカット版が公開されたブラジルでは公開直後に上映中止、さらにフィルムが封印されるなど、世界中を騒がせており、このような作品にずばり『セルビアン・フィルム』(=セルビア映画)という誤解を受けそうなタイトルを冠してしまって大丈夫なのかと心配になってしまうほどだ。「最近の映画は物足りない!」とお嘆きのカルト映画ファンの方は、本作に新たな、そして究極の刺激を求めてみてはいかがだろうか?【トライワークス】