沢尻エリカ、濡れ場のシーンはテストの段階から脱ぐ「私はラテン系」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
沢尻エリカ、濡れ場のシーンはテストの段階から脱ぐ「私はラテン系」

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沢尻エリカ、濡れ場のシーンはテストの段階から脱ぐ「私はラテン系」

沢尻エリカが、長編映画としては『クローズド・ノート』(07)以来、5年ぶりの主演映画となる『ヘルタースケルター』(7月14日公開)の撮影現場会見が、2月9日に東宝スタジオで開催。沢尻をはじめ、大森南朋、寺島しのぶ、綾野剛、水原希子、新井浩文、鈴木杏、哀川翔、寺島進、桃井かおり、蜷川実花監督と豪華キャストとスタッフが勢ぞろいし、レッドカーペットを歩いた。沢尻は「役もそうですが、私自身も闘ってると思います」と語った。

原作は、岡崎京子の同名人気コミック。芸能界でトップスターの座へ上りつめたりりこ(沢尻エリカ)には、誰にも言えない秘密があった。実は、彼女は全身整形した作り物の美だったのだ。主演の沢尻エリカは「スタッフやキャストの皆さんのおかげでこれまでやってこれています」と笑顔で感謝の言葉を口にした。『さくらん』(07)以来、監督2作目となる蜷川監督は「毎日、濃い時間を過ごしてます。エリカと話していたんですが、前日のシーンのことを何も覚えてないくらい完全燃焼しています」と本作に懸ける思いを語った。

寺島は、沢尻の度胸を絶賛。「私も結構、濡れ場のシーンをやらせていただいてますが、沢尻さんは度胸があってすごいです。私はテストでは脱がないなと」。沢尻は、そのことについて「ラテン系なんだよね。今回、大人の事情で、R指定とか面倒くさい話があって」と笑顔でコメント。

蜷川監督はさらに濡れ場について、「りりこは服を着ている方が不自然なシーンもあるので、そこはエリカと話して、いろんなものを撮ってます」と言うと、沢尻は「作品がそもそも過激。私も実花さんもそこは腹くくってやっているので。原作やこの役にリスペクトがあります。この作品の世界観を再現したい。どこまで近づけるかをやってます」と少し語調を荒らげた。すると、劇中で芸能マネージャー役を演じる桃井が「社長として、すみません。もう少し柔らかくするように言ってるんですが」とナイスフォローを入れ、会場は笑いに包まれた。桃井は沢尻について、「良い奴ですよ、そろそろわかってあげて」とマスコミ陣に語った。

沢尻エリカが体当たりで光り輝く整形美人をどう演じるのか? また、蜷川実花監督の色彩美あふれる映像も期待度大の『ヘルタースケルター』。夏の公開が今から待ち遠しい。【取材・文/山崎伸子】

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