トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツらが魅力を語る『幸せの教室』の映像が公開!
『すべてをあなたに』(96)以来のトム・ハンクス劇場映画監督作品の第2作目となる『幸せの教室』(5月11日公開)。公開に先駆け、トム・ハンクスやジュリア・ロバーツをはじめとするキャスト陣が、本作の魅力を語る映像がMovie Walker独占で公開された。
仕事への意欲を失い、プライベートでは夫との不和からアルコール依存に陥る、大学講師メルセデスという難役を演じたジュリア・ロバーツ。映像の冒頭で、ジュリア・ロバーツは「多くの人が職を失い、社会に不信を抱いている。今後の生活も不安」と現代における雇用環境の変化に伴う失業問題についてコメントし、トム・ハンクスが書いた脚本が、現在の社会情勢をしっかりとらえている点を鋭く指摘している。大卒ではないという理由で、長年勤めていたスーパーをリストラされ、大学進学の道を選ぶ中年男性を演じたトム・ハンクスも、「たとえ自分に(リストラの)経験がなくても、彼らの感じ方がわかるし、引きつけられる」と話す。本作が一般の人が親近感を抱く、現実味のある人間ドラマだからこそ、誰もが共感し、心温まるストーリーになっていることがわかる。
ウィルマー・ヴァルデラマ、ググ・バサ=ローら共演者が本作について語るなか、タラジ・P・ヘンソンは「何が起こっても人は障害を越えて前進できる」という、本作に込められたメッセージが最大の魅力であると答えている。監督を務めたトム・ハンクスもまた、「一筋の希望を伝えたい」と思いを語る。どんな苦難があっても自分の抱える問題を直視し、新しい一歩を踏み出すことで人生が変わっていく、そんな前向きな思いを本作に込めていることがわかる。最後にトム・ハンクスは「喜びに満ちているからこそ、人は映画を見に行くんだ」と、映画を楽しみにしているファンに向けてチャーミングなメッセージを送っている。【Movie Walker】