日本のトップクリエイターが再結集して、宮沢賢治の世界を描く!
今年の夏も話題作が目白押しのアニメーション映画。なかでも特にアニメファンを中心に高い注目を集めているのが宮沢賢治の童話を映画化した『グスコーブドリの伝記』(7月7日公開)だ。1985年に劇場公開され、観客動員数100万人以上の大ヒットを記録した『銀河鉄道の夜』に続いて、アニメ界の巨匠・杉井ギサブロー監督と、猫をモチーフに宮沢賢治作品のマンガ化を数多く手がけてきた、ますむら・ひろしのコンビが復活。擬人化した猫のキャラクターを通して、宮沢賢治作品の世界観をより幻想的かつ親しみやすい映像に仕上げている。
『銀河鉄道の夜』以来、27年ぶりにキャラクター原案を手がけたますむら・ひろしは、杉井監督と共に宮沢賢治作品の映画化に参加できることをとても楽しみにしていたとか。『グスコーブドリの伝記』でもキャラクター原案を担当し、彼が描いた猫たちが大活躍する。映画の中で、主人公ブドリを可愛がる赤ひげというキャラクターが、ますむらの代表作「アタゴオルは猫の森」のヒデヨシだったり、『銀河鉄道の夜』に出ているザネリが登場したりと、ますむらファンにはたまらない仕掛けも施されている。
宮沢賢治の世界をアニメーション化するために日本のトップクリエイターが結集した本作。『銀河鉄道の夜』を劇場で見た世代だけでなく、若い映画ファンやますむら作品のファンを巻き込み、前作以上の熱気を生む作品になりそうだ。【トライワークス】
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