ナオミ・ワッツのダイアナ妃、写真公開に「似ていない」と英国民が不満の声
『マリリン 7日間の恋』(12)でマリリン・モンローを演じたミシェル・ウィリアムズや、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(12)でサッチャー元英国首相を演じたメリル・ストリープは、素顔は全く似ていないと言われながらも、メイクや衣装で本人そっくりのビジュアルになって人々を驚かせた。
しかし、素顔はそれほどかけ離れていないように思えるのに、本人と同じ髪型や衣装を再現すると似ていないことが浮き彫りになる女優のケースもあるようだ。新作映画『Diana』(2013年公開予定)で故ダイアナ妃を演じているナオミ・ワッツの写真が初公開され、「全然似ていない」という声が続々と英紙デイリー・メイルに寄せられている。
製作側が初公開した写真は、同作のタイトルが『Caught In Flight』から『Diana』に変更されることが発表された直後に解禁されたもので、1997年の誕生日のパーティーでダイアナ妃が着ていた黒いドレスを再現した衣装を身につけ、ダイアナカットと呼ばれた髪型をしたナオミ・ワッツが微笑んでいる。また、デイリー・メイル紙は撮影風景の写真も掲載しており、いずれも1990年代のダイアナ妃のファッションを再現したナオミが写っているが、同紙電子版に寄せられた読者コメントは手厳しい。
「どこも似ていない」「どちらかというとカミラに似ている」「ナオミは44歳だ。36歳で死亡した人を演じるには老けすぎている」「背が低すぎるし、華奢すぎるし、胸が小さすぎる」「本人が『私はダイアナには似ていない』と言っていたけど、その通りだと思った。配役のミステイク」など、不満の声が続いている。
ナオミ本人は、「とても怖いと思ったのでオファーを断ろうかと思ったけど、やっぱりできなかった」と語っており、撮影開始前にはダイアナ妃が暮らしていたケンジントン宮殿や彼女が好きだった場所の数々を訪れ、役作りをしたという。【UK在住/ブレイディみかこ】