綾瀬はるかが優雅な浴衣姿で明かす、驚きの変身願望「恐竜になりたい!」
赤塚不二夫の傑作コミックを実写映画化した『映画 ひみつのアッコちゃん』(9月1日公開)の完成披露試写会が7月24日に丸の内ピカデリー1で開催され、綾瀬はるか、岡田将生、川村泰祐監督が登壇。魔法少女のアッコ役をキュートに演じた綾瀬は、相手役の岡田と共に浴衣姿を披露。「キラキラとした作品になりました。子供はもちろん、大人の方にも楽しんでいただきたい作品です!」と笑顔で挨拶した。
原作は、1962年に雑誌「りぼん」で連載がスタート。「テクマクマヤコン」と唱えれば、なりたいものに変身できるという女の子の夢をギュッと詰め込んだ内容で、一大“アッコちゃんブーム”を巻き起こした。今回は原作の誕生50周年を記念して、初の実写化が実現。完全オリジナルストーリーでよみがえる。メガホンを取った川村監督は、「今の時代、今の日本だからこそ、アッコちゃんをやる意味がある。大人が子供たちを見て、振り返らなきゃいけないことがテーマ。なるべく原作の持ち味を活かしたいと思って挑みました」と作品に込めた思いをアピール。続けて、「アッコちゃんを演じられるのは、綾瀬さんしかいない!綾瀬さんと岡田君というキャスティングを聞いて、絶対に楽しくなると思った」と、温かな表情で語ってくれた。
また、綾瀬は役柄の魅力を「お化粧に興味があったり、おませさん。女子力があります」と分析。「10歳の時ってどうだったんだろうって考えたら、ほとんど覚えていなくて。少女時代のアッコちゃん役の里琴ちゃんに、色々教わりながら演じました」と役作りの秘訣を教えてくれた。
続いて、魔法を使って、なりたい姿に変身できる主人公にちなんで、“自分がなりたいもの”を尋ねられた一同。監督は「女の子になってみたい。『女心が分からない』と言われるので」と、実生活の反省を述べた。岡田は、「歴史が好きなので、源頼朝になってみたい。もうちょっとでなれるんですけどね(笑)」と、現在出演している大河ドラマを絡めてコメント。綾瀬は「私は恐竜になってみたい。飛べて首が長い恐竜!」と、弾けるような笑顔で告白。「空も飛べるし、強そう。鳥じゃダメなんです。質感が恐竜じゃないと!」とこだわりを語り、会場の笑いを誘っていた。
綾瀬がコメディエンヌとしての魅力をたっぷりと発揮。心ときめくファンタジーに仕上がった。主題歌は、YUKIが本作のために書き下ろした新曲「わたしの願い事」。パワフルで優しい歌声も、胸キュンのラブストーリーを盛り上げてくれそうだ。【取材・文/成田おり枝】