ポール・マッカートニーらの五輪開会式出演料は約120円!

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ポール・マッカートニーらの五輪開会式出演料は約120円!

英国ショービズ界のスターたちがずらりと勢ぞろいしたロンドン五輪開会式だったが、ポール・マッカートニー、ローワン・アトキンソン、ディジー・ラスカルら出演者たちの出演料は一律1ポンドだったことが判明した。

英紙テレグラフによれば、当初、スターたちは無料で出演することに同意していたらしいが、それでは法的拘束力のある出演契約が結べないため、名目上の出演料として1ポンドが支払われることになったという。

開会式で賛美歌「Abide With Me」を熱唱したエミリー・サンデーは、「出演料は1ポンドです。自分で契約書に署名したので、そう書いてあったことを知っています。まだもらっていないですが、受け取る時には、とてもスペシャルな1ポンドになると思います」と同紙に語っている。プロのダンサーや俳優、ミュージシャンは1ポンドで出演契約を結んだそうだが、大多数のダンサーや役者たちは無料で出演したボランティアだった。

エリザベス女王の代わりにヘリコプターからパラシュートで飛び降りたスタントマンのギャリー・コネリーも、1ポンドの出演料で出演契約を結んでいたことを認めている。

とはいえ、たった1ポンドの出演料でも、五輪開会式への出演が最高の宣伝になることは言うまでもない。ダニエル・クレイグと女王がパラシュートで上空を舞う演出は007シリーズ新作『007 スカイフォール』(日本12月1日公開)のタイトルを彷彿とさせたし、ディジー・ラスカルやデヴィッド・ボウイなど、開会式で使われた曲を集めたサウンドトラック「Isle of Wonder」も、既にイギリスやフランス、ベルギー、スペインでiTunes Storeアルバムランキング1位になっている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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