『ザ・レイド』俳優&監督がこぞってハリウッドへ!主演イコ・ウワイスはキアヌ初監督作品に出演

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『ザ・レイド』俳優&監督がこぞってハリウッドへ!主演イコ・ウワイスはキアヌ初監督作品に出演

第36回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門で観客賞受賞し、第44回シッチェス・カタロニア国際映画祭ほか、世界各国の映画祭を席巻、アクション描写の完成度の高さから全米公開され、続編の製作、そしてハリウッドでのリメイクが決定している『ザ・レイド』。本作の公開日が10月27日(土)に決定し、主人公のラマを演じ、プロのシラット選手として活躍するイコ・ウワイスが、キアヌ・リーヴスの監督デビュー作『Man of Tai Chi』(全米2013年公開予定)の出演契約を結んだことが明らかになった。

北京を舞台に、若きマーシャルアーツの達人の活躍や苦悩を描く『Man of Tai Chi』。イコは映画のラストシーンで、本作の主人公と闘いを繰り広げるという重要な役どころのようだ。『マトリックス』シリーズで世界的な注目を浴びたキアヌが、自身初の監督作品として選んだテーマは太極拳。インタビューなどによると、本作で監督を務めるキアヌが目指しているのは、CGIなどの技術に頼らない生身のぶつかり合いのようで、まさに男たちが超絶的な肉弾戦を繰り広げている『ザ・レイド』にも通じる世界観であることが予想される。

シラットと太極拳という格闘技の共通点と相違点について、「シラットも太極拳もゆっくりとした動きを取り入れています。私が思いつく唯一の違いは、太極拳にはいつも見慣れた動きや同じスタイルがあることですが、シラットには、スタイルと動きにとても多くのバリエーションがあります。シラットは、インドネシアの色々な地方から発生していて、それぞれに独特の文化と歴史があるのです。そしてそのシラットは、僕の情熱そのものなんです」と分析する。香港で行われた撮影パートに参加したという情報もあるが、まだ詳細はわかっていないだけに、今後の続報に期待が寄せられるところだ。

それだけでなく、デンゼル・ワシントン主演でリメイク企画が進行している、テレビシリーズ「ザ・シークレット・ハンター」(原題「The Equalizer」)の映画版の監督候補として『ザ・レイド』のギャレス・エヴァンス監督が挙がっている。さらには巡査部長ジャカを演じたジョー・タスリムが、『ワイルド・スピード6』(原題『The Fast and the Furious 6』、全米2013年5月24日公開)への出演が決定し、主要キャラクターと対峙することになる悪役を演じる。

同一作品の俳優や監督がこぞってハリウッド進出が決まるのは異例のことで、そのきっかけとなった『ザ・レイド』への世界的評価は相当高いと言えるだろう。最後にイコは、10月27日(土)に日本公開を迎える本作『ザ・レイド』について、「私やインドネシアのお客さんが楽しんだのと同じぐらい、日本のお客さんにも楽しんでもらえれれば嬉しいです。アクションてんこ盛りで、格好良いファイトシーンやスタントシーンがたくさんあります」とアピールしてくれた。【Movie Walker】

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