潤んだ瞳にKO必至!?最強の目力を持つ“第2のナタリー・ポートマン”な子役とは?
『ホーム・アローン』シリーズのマコーレー・カルキンや、『シックス・センス』(99)、『A.I.』(01)のハーレイ・ジョエル・オスメントのように、輝きを放ちながらも薬物におぼれてしまうなど、ハリウッドで一躍ブレイクした人気子役には、その後の人生に波乱が待っている。そんなイメージがつきもののようにあるのもまた一つの事実だ。
だが、そんな例がある一方で、現在も第一線で華々しく活躍中の俳優、女優も多数存在する。たとえば『レオン』(95)で一世を風靡し、オスカー女優にまで駆け上がったナタリー・ポートマンや、現在公開中の『ダークナイト ライジング』で主演を務めているクリスチャン・ベールなど。転落するか、着実にキャリアを重ねて成功をつかみ取るか。まさしく、彼らの人生そのものが映画のようだが、そんななか、今後の成功を非常に期待したくなるような子役が登場した。
彼女の名はアマンドラ・ステンバーグ。9月1日(土)より公開される、両親を殺した麻薬組織に復讐を試みる女暗殺者の戦いを描いたアクション映画『コロンビアーナ』でスクリーンデビューを果たした1998生まれの13歳(10月で14歳)だ。リュック・ベッソンが製作を務める本作に抜擢された彼女は、ゾーイ・サルダナ演じる主人公カトレアの幼少期を演じている。子役時代にリュック・ベッソンに発掘、というところは、ナタリー・ポートマンを想起させる。劇中では、過酷な運命にも負けずに戦おうとする彼女の、強い意志を秘めた潤んだ瞳が何よりも印象的だ。まさに“第2のナタリー”の呼び声も決して的外れではないだろう。
そして、アマンドラは9月28日(金)より公開される話題作『ハンガー・ゲーム』にも出演している。24人の少年少女が殺し合いを繰り広げる『ハンガー・ゲーム』は全米で公開されるや、4週連続1位を獲得した大ヒット作で、アマンドラが演じる第11地区のルーだ。ジェニファー・ローレンス演じるヒロイン、カットニスと敵対関係にありながら、共闘する難役をこなしている。寡黙なキャラクターながら、ここでも彼女の潤んだ瞳の視線が特徴的。ますます彼女の動向から目が離せなくなってしまうはずだ。
大作への出演が続き、一気に注目を浴びたアマンドラ・ステンバーグ。果たして最強の目力で、どこまでハリウッド映画界で生き残っていくことができるだろうか?まずは9月公開の2作品で、その並外れた存在感を確かめてもらいたい。【トライワークス】