伊藤英明が『悪の教典』に抜擢されたのは『海猿』で鍛えた身体があったから?
累計興収70億円突破という、2012年に公開された作品の中ではNo.1ヒットになりそうな『BRAVE HEARTS 海猿』(12)。同シリーズへの出演でその人気を確かなものにしたのが、もはや国民的ヒーローとなった主人公・仙崎大輔を演じた伊藤英明だ。そんな彼が主演最新作となる『悪の教典』(11月10日公開)では、恐ろしい裏の顔を持つ教師役に抜擢されたことで話題を呼んでいるが、その起用の理由は劇中で披露している衝撃的な姿に隠されていた!?
伊藤が演じる高校教師の蓮実聖司は、ハスミンの愛称で呼ばれるほどの人気者だが、自らの目的を達成するためには殺人をも厭わないという裏の顔を持つ恐るべきサイコパス(反社会性人格障害)。爽やかな笑顔の表の顔と、笑みを浮かべながら人を殺そうとする非情さのギャップをうまく演じており、思わずぞっとさせられるが、なぜ伊藤がこの役を?と疑問を抱く人もいるだろう。
実はこの蓮実というキャラ、何と自宅では常に裸で、部屋のハリに足をかけて腹筋したりと身体を鍛えるのが趣味だったりする。そんな自宅でのシーンで見せる鍛え上げられた身体は、『海猿』シリーズでも見せてくれた、男でもほれぼれするような見事なものなのだ。
『海猿』シリーズでは人命救助に自らを捧げるヒーロー像を確立させ、今回は史上最凶の殺人鬼とも言えるダークヒーローに挑む伊藤英明。単純に熱血&爽やかキャラから脱却した意外性だけでなく、長年かけて鍛え上げられた肉体によって悪の絶対性を体現するため、というのも、ひょっとしたら起用理由の一つかもしれない!?この挑戦で新境地を開拓し、さらなる成功をつかむことができるか。それは是非とも劇場で確かめてみてほしい。【トライワークス】
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