洋画吹替初挑戦!つぶらな瞳が魅力の生田絵梨花、その将来は?
スーザン・コリンズの同名ベストセラー小説3部作の第1部を実写映画化した『ハンガー・ゲーム』。本作は3月に本国アメリカで公開されるや、4週連続興収1位に輝くなど、若者を中心に大ブームを巻き起こした。さらに、8月18日に発売されたブルーレイ・DVDは、わずか2日間で約380万枚も売れたという脅威的な数字を叩き出している。
そんな本作がいよいよ日本でも9月28日(金)に初日を迎えるなか、日本語吹替版は豪華声優陣の共演が話題を呼んでいる。水樹奈々、神谷浩史、中村悠一、山寺宏一、釘宮理恵といったそうそうたる声優陣に加え、今回は乃木坂46全メンバーによるサバイバルオーディションを見事に勝ち抜いた生田絵梨花も第11地区の少女ルー役で参加している。そこで今回、たった一つの座を見事に射止めた彼女に話を聞いてみた。
――まずは映画を見た感想を聞かせてください
「最後まで目が離せずに、ハラハラ・ドキドキでした。まるでRPGゲームのようで、とてもスピーディで、アクションもすごくて、本当に楽しめました」
――ゲームは好きなんですか?
「うーん、どちらかと言うと苦手です。友達と一緒にサバイバルゲームをやったことがあるのですが、武器を持って移動していたら、なぜか地面ばかり攻撃していて(苦笑)。友達に『センスないね』って笑われました」
――初めてアフレコをしてみた印象はどうでしたか?
「何もかもが初めてだったので、とても緊張しました。思っていた以上に大変でした。最初は画面も見ずに、マイクに向かってしゃべっているだけだったんですが、音響監督さんに色々とアドバイスをいただいて、何とか頑張れました。声だけで感情を表すのは本当に難しかったです」
――声の仕事には前から興味があったんですか?
「はい、すごく声優のお仕事に興味があって、声を活かした仕事がしてみたいと思っていました」
――将来は音楽の道に進みたいと聞いていますが?
「声を活かすということでは声優も歌も同じだと思っています。今は乃木坂46の一人として歌をしっかり勉強しているところです。もし、またチャンスがあれば声優の仕事もしてみたいです」
――映画はよく見たりするのですか?どんな映画が好きですか?
「最近はお仕事で映画を見る時間がほとんどないのですが、ジブリの作品が大好きです。特に『千と千尋の神隠し』(01)が大好きで、何度でも見てしまいますし、何度見ても飽きません。洋画だと、ハリー・ポッターシリーズやナルニアシリーズが大好きです」
――ルー役のアマンドラ・ステンバーグは14歳(1998年10月23日生まれ)で、生田さん(1997年1月22日生まれ)と年齢も近いですね
「吹替をする前に、何度も何度もアマンドラさんの演技を見ました。小さいのにすごい女優さんです。笑ったり、叫んだり、食べたり、泣いたり、アマンドラさんの表現一つ、一つをしっかり見て、私も負けないようにしっかり頑張ったつもりです」
――最後に日本語吹替版を楽しみにしている方へメッセージをどうぞ
「自分なりに色々と考えて、緊張感を保ちながら、自分の吹き替えたところだけ違和感があるなあと思われないように頑張ったつもりです。だから、そういうことを思われなかったらとても嬉しいです。是非楽しみに見てください!」
生田絵梨花、彼女はとてもチャーミングだ。インタビューに入る前、「美少女がそろう乃木坂46の中でも、美少女中の美少女」と彼女に声をかけると、即座に「そんなことないですよ!メンバーにはもっと美少女な人たちがたくさんいます!」と否定する、その表情や仕草がとても可愛らしかった。そして、目は口ほどにものを言う、とよく言うが、彼女のつぶらな瞳は最大の魅力の一つだ。インタビュー時、真っ直ぐにこちらを見て受け答えをする彼女の瞳を見ていると、知らず知らずに吸い寄せられるような錯覚を受けるほどだった。彼女はまだ15歳、これからの伸びしろを考えると末恐ろしい気もする。もちろん、良い意味でだ。
現在は乃木坂46のメンバーの中心の一人として精力的に活動しているが、彼女にはどんな将来が待っているのだろうか。「目指したい一番のものは何か?」という質問もしてみたが、さすがに答えは出なかった。だが、これから選んでいく時間はたっぷりある。今回の声優初挑戦は間違いなく彼女の活動の幅を広げただろうし、まさしく将来有望株の筆頭と言えるだろう。生田絵梨花、これからの彼女の成長をずっと見守っていきたい、そんなインタビューだった。【Movie Walker】