ティム・バートン監督、箕輪はるかやオリエンタルラジオの感電実験に「とても良かった」
モノクロのストップモーション3Dアニメ『フランケンウィニー』(12月15日公開)の来日記者会見が、12月3日にザ・リッツ・カールトン東京で開催され、ティム・バートン監督とプロデューサーのアリソン・アバッテが登壇。小学生が主人公ということで、学校を模したセットに登壇したバートン監督は「学校にいると思うと、ちょっと不安になります。僕は良い生徒じゃなかったので」とおちゃめに挨拶。会見では、ハリセンボンの箕輪はるかやオリエンタルラジオによる爆笑感電実験も行われた。
『ティム・バートンのコープスブライド』(05)に続き、ストップモーションアニメという手法をとって監督した『フランケンウィニー』。バートン監督は「1秒間に24コマ必要なんです。だから、本作の本当のヒーローは、アニメーターたち。本当に素晴らしい仕事をしてくれました。セットに足を踏み入れると、実際にキャラクターたちがいて、まるで実写映画を撮ってるみたいで興奮できます」と語った。
初来日となったプロデューサーは、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(93)の頃からティム・バートンと仕事をしてきた勝手知ったる間柄だ。バートン監督とのタッグについて「非常に奇妙でユニークな見た目でありながらも、好感が持てて、人間らしい優しさや繊細さがしっかりと宿っているキャラクターが魅力です」と語った。
その後、本作の日本語吹替版の声優を務めるハリセンボンの箕輪はるかと、オリエンタルラジオの藤森慎吾、中田敦彦が登場。箕輪は「アイム・アジアン・ビューティ!」と、藤森は「アイム・アジアン・チャラ~オ」と珍アピール。死んだ犬が雷を使った禁断の実験で蘇るという本作の設定にちなみ、3人は電気ショックで犬(ぬいぐるみのフランケンウィニー)の電飾を点灯させるという体を張った実験に挑んだ。実際に、ビリビリッと電気が走って「ギャー!」と雄叫びを上げた3人。その後も箕輪の髪は逆立ったままで、会場が爆笑するなか、バートン監督は箕輪たちを「とても良かったです。でも、みなさんは痛かったですね」とねぎらった。
バートン監督が、自身の少年時代の愛犬との思い出をたっぷりと詰め込んだ『フランケンウィニー』。監督自身が個人的に最も作りたかった作品ということで、大いに期待したい。【取材・文/山崎伸子】