ジャン・レノが女性を誘うテクニックを伝授!川島なお美も笑顔で「その通り!」
ジャン・レノ主演最新作『シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ』(12月22日公開)の公開記念イベントが12月4日、恵比寿のレストラン、ジョエル・ロブションで開催され、来日したジャン・レノとタレントの川島なお美がトークショーに登場。本作でベテランシェフに扮したジャンは、「女性のために料理を作るというのは、非常に有効な誘惑の武器です」と男性陣にアドバイス、川島も「その通り!」と笑顔で賛同した。
高級フレンチの世界を舞台に、問題だらけの“寄せ集めシェフ”たちが三ツ星レストランの権威を守ろうと奮闘する姿を描く本作。ジャンは、三ツ星レストランを支えてきたカリスマシェフ役を、さすがの存在感で演じている。シェフという職業に関して、「僕はシェフの友達がとても多いんだ。ロブションも30年来の友人。シェフたちにはとても敬意を抱いているんだ」と答えた。「毎日、毎日、いつも同じクオリティの高い料理を提供しなければならない。お客さんたちには、厳しい方が多いですからね」と会場を見渡し、笑いを誘っていた。
若手シェフ役を『変態ピエロ』(07)のミカエル・ユーンが演じて、ジャンと絶妙な掛け合いを見せている。「僕はミカエル・ユーンという人がとても好きだったから、共演できてとても嬉しかった。それが料理に関する映画だったから、喜んで役に入っていったんだ」と、役柄をかなり楽しんだようだ。
美脚を見せたセクシーなドレスで登場した川島も、「栄光を捨てて愛に生きるストーリーが、とても素敵だった」と微笑み、「三ツ星を越えて四ツ星です!」と流暢なフランス語を交えて、映画に太鼓判を押した。
また、「食事と愛が人生には欠かせないもの」というテーマが流れる本作。パティシエの鎧塚俊彦氏を夫に持つ川島は、「私もシェフ・パティシエである主人に毎日食事を作って、自分の愛を食べてもらっている。それが彼の健康につながるので、とにかく愛を込めて作っています。彼にとっての三ツ星でいたいな」と、愛情たっぷりに語った。一方のジャンは「とてもシンプルなことだと思う。全てに愛がある。僕は、自分のためにはあまり食事は作らないんだ。友人のため、愛している家族のために食事を作るんだよ」とプライベートを明かし、「でも、この作品はコメディなので、難しく考えずに、大いに笑ってほしいよ」と作品をアピールした。
不器用なシェフたちが繰り広げる悲喜こもごものドラマ、そしてフランスの伝統料理からアヴァンギャルドな分子料理まで、目にも美味しいメニューが楽しめる本作。温かな一皿を是非味わってほしい。【取材・文/成田おり枝】