元ボンド俳優が「『007 スカイフォール』はアカデミー賞に値する秀作!」
1987年に007シリーズで4代目ジェームズ・ボンドを演じたティモシー・ダルトンが、米映画芸術科学アカデミー協会のボスたちに世界興収が10億ドルを突破した大ヒット作『007 スカイフォール』(公開中)がアカデミー賞候補にふさわしいことをアピールしたという。
007シリーズが1962年に公開されてから『007 スカイフォール』は23作目となるが、これまでにアカデミー賞を受賞したのはわずか2部門だ。『007 ゴールドフィンガー』(64)の特殊音響効果賞と『007 サンダーボール作戦』(65)の視覚効果賞だけだという。
これについて、ティモシーは「『007 スカイフォール』はアカデミー賞のノミネートに値すると信じている。今こそボンド映画がアカデミー賞で的確に注目を浴びるときが来たと思う。これこそ現代映画の象徴であり、現代版ジェームズ・ボンドの集大成だ。ダニエル・クレイグのボンドはリアリティがあって素晴らしいし、作品も素晴らしい」と英サンデー・エクスプレス紙に語っている。
大ヒット公開中の『007 スカイフォール』は遂に世界興収10億ドルを突破し、歴代ボンド映画の最高の成績記録を更新中だ。また、現地時間1月2日に発表されたアカデミー賞の前哨戦とも言われる米プロデューサー組合(PGA)賞のノミネート10作品の中に同作が選ばれたことで、ティモシーの言葉が現実味を帯びてきている。
毎年、一般人の感性とかけ離れすぎていることが指摘されているアカデミー協会だが、今年もまたお決まりのパターンで終わるのか。アカデミー賞の真価が問われるところでもある。【NY在住/JUNKO】
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