第85回アカデミー主演女優賞は22歳のジェニファー・ローレンス!
現地時間2月24日(日本時間25日)に開催中の第85回アカデミー賞授賞式。この日の華となる主演女優賞は、『世界にひとつのプレイブック』(公開中)のジェニファー・ローレンスに輝いた。『ウィンターズ・ボーン』(10)ではたった1人で家族を守る17歳の少女を等身大で好演し、同賞に初ノミネートを果たしたジェニファー。今回再び得た受賞のチャンスを、22歳の若さで見事にものにした。
凛とした眼差しが印象的なジェニファー・ローレンスは、1990年ケンタッキー州生まれ。『ウィンターズ・ボーン』(10)で注目を集め、大作『ハンガー・ゲーム』(12)では主役の座を射止めた。若くして夫を亡くした未亡人を演じた『世界にひとつのプレイブック』では、不器用でエキセントリックな役柄を共感度満点の女性に仕上げ、その魅力で見るものを釘付けにする。第70回ゴールデングローブ賞でも、コメディー・ミュージカル部門主演女優賞を受賞している。
プレゼンターは、『アーティスト』(11)のジャン・デュジャルダン。ジェニファーは共演のブラッドリー・クーパーと抱き合うと、階段で倒れこむパフォーマンスを披露。会場もスタンディングオベーションでジェニファーを迎え、「私が転んだので、皆さん立ち上がって拍手してくれたんですね」と話し笑いを誘った。「信じられない、忘れられない体験をしました」と、クルーやキャスト勢、家族にたくさんの感謝を述べ、興奮気味にステージを後にした。
そのたおやかな美しさはどの宝石よりも輝き、圧倒的なオーラを放っていた。【Movie Walker/成田おり枝】
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