第85回アカデミー賞助演女優賞は『レ・ミゼラブル』のアン・ハサウェイ!
現地時間2月24 日(日本時間25日)に開催中の第85回アカデミー賞授賞式。アカデミー賞の助演女優賞に輝いたのは、『レ・ミゼラブル』(公開中)のアン・ハサウェイ だった。すでに第70回ゴールデン・グローブ賞や第66回英国アカデミー賞など、数多くの助演女優賞を手にしていたアンだったが、下馬評どおり、オスカー像を手にした。
本作でアンが演じたファンテーヌは、子供のために娼婦にまで身を落とす悲劇の母親役。体重を約11kg落とし、美しい髪も丸刈りにして、迫真の演技を見せた。しかも、現在の夫アダム・シュルマンと婚約中に彼と距離を置き、身も心もとことん追い込んでいったのだ。受賞した直後には、隣にいた愛する夫にキスをしていたのも印象的だった。
アンは、大きな瞳を輝かせ「候補者のみなさまのことを本当に尊敬しています。多くの人たちに支えてもらいました。ヒュー・ジャックマンに感謝します。最高の瞬間となりました」とスピーチ。
ちなみにファンテーヌ役は、ミュージカル女優だった母親も演じた役柄だ。その美声を譲り受けたアンが「夢やぶれた」を歌うシーンは、彼女の最大の見せ場といえる。すでに日本で公開されたミュージカル映画の歴代興収としては、『オペラ座の怪人』(04)の持っていた40億8400万円を抜き、メガヒット中の『レ・ミゼラブル』。今回のアカデミー賞の受賞結果で、さらにその数字を伸ばしていきそうだ。【Movie Walker】
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